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＜あらすじ＞
ゴールドラッシュに沸く西部の町に謎の隕石が飛来。
隕石から噴出した得体の知れないガスを吸い込んだ住民たちがゾンビ化、生きた人間を次々に襲い始めた。
腕利きの賞金稼ぎ、お尋ね者の先住民ファイター、そして美しき金髪の酒場女の3人が、ゴーストタウンとなったその町でゾンビとの終わりなき死闘を繰り広げる。
＜レビュー＞
ガンマンたちがドンパチ戦う西部劇シーンから始まります。
その様子、とってもチープでどこかの時代村のアトラクションのようです。
主人公の男は賞金稼ぎ。
とあるお尋ね者を狙ってスリリングなドンパチ劇を繰り広げています。
ドンパチが佳境に入り、とうとうお尋ね者が追い詰められます。
「オレが死んだらカネ入らないぜ」
窮地に追い込まれながらも不適なツラ構えを見せるお尋ね者に、賞金稼ぎの男は言い放ちます。
「WANTEDポスター見てみ。死んでても生きててもどっちでもいいって書いてるよ☆」
それを知らなかったお尋ね者、ガーン！そしてチーン！終了です。
賞金稼ぎの男は報酬を受け取りつつ、「もっと稼ぎたいので賞金額のデカい案件はない？」と、警官に訊きます。
「あるにはあるけどやめときな。ヤツを仕留めに行った輩はひとりも帰って来ちゃいないぜ」
やる気のなさそうな警官が差し出した案件は、白人女性を犯して殺したと言われる、あるネイティブアメリカンの男。
どうやら、殺された女性の父親が破格の賞金をかけている模様です。
賞金稼ぎの男は、早速、そのお尋ね者を探して移動開始。
馬に乗って旅に出る賞金稼ぎの男。
この道中が無駄にほっこりしています。
「お前も食べな」
お馬さんにりんごを食べさせています。
「ここで待っててね」
お馬さん、マジメに信頼し切っている様子。
とある町に到着した賞金稼ぎ、お尋ね者の居場所に見当がついた模様。
可愛い愛馬を町の住人に預け、張り切って出かけようとします。
しかし町を出ようとした矢先、呼び込みのオッサンにつかまりました。
酒場の前では女性が3人。
しかも客引きではなく婚活中でした。
「婚活だよ！売春じゃないよ！」と言うようなことをしきりにアピールする呼び込みのオッサンですが、金銭と女性を交換する点で、もう立派な人身売買です・・・。
堅物に見える賞金稼ぎですが、なんとここでひとりだけ浮かない顔をした金髪美女をチョイス。
どうやら旅のお供に連れて行く模様です。
金髪美女。ビミョーにケツあごです。
ところが、只の旅のお供ではなく、どうやらお尋ね者を引き寄せる囮（おとり）として美女を使う魂胆だった模様。
そう言えば、お尋ね者は白人女性殺しの容疑をかけられていました。
美女は縛られて荒野に捨て置かれます。
まぁ！人でなし！
もう！！！なんなのよ！！！
場面は変わり、そこは金の発掘現場。
オッサンがたったひとりでつるはしを握っておりましたが、掘り進めるうちに光を放つ謎の隕石を発見します。
おおお！！！これは！！！エメラルドなのか！！？？
発光する謎の隕石。光り方がすごくレトロで特撮です。
勿論、点滅しているエメラルドなんざあるわけありません。
ゾンビ好きな方ならこの時点でもう話の中盤付近まで予測してしまうことでしょう。
ゾンビ増殖の原因として、隕石からの感染説はあまりにも有名ですから。
しかし、ウキウキワクワクのオッサンは町の中へこの隕石を運ぶことにします。
お供のDEBUに手伝ってもらい（注＊このDEBUは美女の入浴シーンを覗くのが趣味なようで、実際そんな場面が出てきましたが、さして重要ではないのでスルーします）町へ隕石を運搬したオッサンのもとに、住人たちがワラワラと集まります。
なんぞこれ！？
さぞかし値打ちのあるものだろうと言う期待が高まる中、石の奥でピカピカしている緑の物体を、いっちょ取り出してやろうという流れに。
ソイヤッ！！！
シーン・・・
ブツはうんともすんとも言いません。
ソイヤッ！！！（2回目）
あまりにも固いようで、これでは取り出すのは不可能だろうか・・・と言う空気になったその時。
ぷしゅーーーーーー
なにやら緑のスモークが噴出されましたよ。
が、その直後・・・
うわぁお！！！なにこれチョー苦しい！！！
住民たちが揃いも揃って苦しみ始めました。
毒ガスか何かでしょうか？
更に、ぷしゅーーーーーー
更に、なんと、倒れた住人が次々と様変わりし始めましたよ。
ドーン！ガラスの仮面顔負けの白眼！
隕石・・・恐ろしい子！！！
一方、お尋ね者を罠にかけるため、荒野に美女トラップを設置した先ほどの賞金稼ぎ。
根気良く様子をうかがっていると、ターゲットはまんまと美女トラップの元に現われました。
しかし、お尋ね者は美女を襲う気配は全くなく、それどころか美女の拘束を解いてしまいます。
ここで賞金稼ぎが忍び寄り、銃でズガーーン！
・・・とやりたかった模様ですが、セットしたはずの銃弾が何故か出ない。スカッ！
実は、賞金稼ぎが待機中に疲れてウトウトしてたんですが、そこを見計らってお尋ね者がそっと背後から忍び寄り、隙をついて銃弾を抜き取っていたのでした。
お尋ね者・・・出来る子！
更にお尋ね者は「銃でやりあうのはフェアじゃない、ガチンコ勝負で行こうぜ」とオトコマエなことをのたまい、バトルは武器なしの殴り合いに。
しかし、殴り合いの最中に、このお尋ね者を狙う別の賞金稼ぎが現われたり（コイツが実に邪魔くさい）、ゾンビの方々もいっぱいいらっしゃったので、もうガチンコ勝負してる場合じゃなくなり、2人は先ほどの金髪美女を連れ、協力し合いつつ逃げ始めましたよ。
町に戻ってみた3人ですが、すでにゴーストタウン化しており、人っ子ひとり見当たりません。
金髪美女が怪我（注＊ゾンビに噛まれたものではない）をしてるので、とりあえず安全そうな酒場の中に彼女を休ませ、頃合を見て男2人でゾンビの殲滅を図ることにしました。
その夜、酒場のテーブルを挟んで、賞金稼ぎとお尋ね者が2人でガールズトークならぬ、オッサンズトーク。
お互いの身の上話に花が咲きます。
なんでも、賞金稼ぎは嫁の親が経営する農場が破産しそうで、しかも子どもも生まれるのでまとまった金が欲しく、荒稼ぎを余儀なくされている模様。
自分が死んじゃった場合とかはあんまり深く考えていない様子です（バカ？）。
お尋ね者のほうは、自分が白人女性を犯して殺害したのは全くの濡れ衣、実は白人女性は恋人で、逢引しているところを人種差別思想の父親に見つかり、怒り狂った父親に撃たれたところ、誤って彼女に銃弾が当たってしまったとのこと。
そんなことをしみじみと語り合います。
オッサンズトークで2人の結束は固くなったようで、ゾンビ殲滅へのモチベーションは満タン。
その後、外に出てゾンビを迎え撃つ気概充分の賞金稼ぎですが、屋内に怪我をした美女を残しているので、ゾンビの侵入を防ぐため、外からドアに板を打ち付けてしまいました。
しかし、良く確認もせずこんなバカな行動が出来たもんですよ。
案の定、建物内にはババアゾンビが潜んでいて、金髪美女に襲い掛かります。
わーお！なんてバッチイ！
しかも乳がチラ見え！このチラリズムはいらなすぎる！
果たしてこの3人、ゾンビの襲撃に立ち向かい、生き延びることができるのでしょうか。
そして、大枚を手に嫁と子どもの元へ帰ると言う、賞金稼ぎの目的は果たされるのでしょうか。
ラストで思わぬ外野が出てきて、ちょっとビックリしてしまいますよ。
おまけ☆
この映画のゾンビは隕石の色とカラーコーディネイトさせたかったのか、血が緑です。
ブシュッ！と飛び散っても汚いだけでグロくありませんよ。
困ったわ・・・アタックでも驚きの白さにならないわ・・・。
そして、ゾンビのタイプは、古典的ゾンビを愛するクラシカルなゾンビファンの方に最も毛嫌いされる・・・
ダッシュゾンビ！！！
走れ！nikuを求め、風のように！！！
＜超主観的評価＞
ストーリー★★ スリル★ テンポ★★ バカ★★ グロ★
総合★★
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