今までも何度か他の話の合間にファイナルへの意気込みは綴ってきましたが、改めて書いてみようかと思います。
自分のケツを引っ叩く事も兼ねてね。
SKALL HEADZ史上一番の長さ。
7ヶ月間もツアーに回るって話をアヤトモが持ってきたときに、こいつどうかしてんじゃないかと正直思った。
でも同時に、物凄い楽しくなりそうだってワクワクしたのを覚えてます。
もちろん心配事も沢山ありました。
こんな長い期間自分たちのモチベーションを維持し続けられるのか。
メンバー仲に亀裂が入るんじゃないのか。
これだけツアーに回っていたら、お客さんも途中で飽きちゃうんじゃないか。
思い出せばキリがないくらい不安が沢山。
でもそれ以上に、今回のツアーへのワクワク、ツアーにかける思いは今まで以上に強くて、この状態なら乗り越えていける。
そう信じてツアーが始まりました。
今回のツアーでは各地、以前回った時よりもみんな集まってくれて、本当に嬉しかったなぁ。
ただ、昔よりも認知してもらえるようになったとはいえ、もちろんお客さんが少ししかいない所もありました。
北海道とか、初めて行った土地もありましたししかたないって言えばそうかもしれません。
集客が少ないっていうのはバンドとして悔しいことで、なんとかしていきたいとはもちろん思ってる。
でも今回感じたのはそこではないです。
例え集客が厳しくても、その土地その時その場所でしか感じられないことや、その人数でしかできないお客さんとのコミュニケーションとか。
色んなことを感じさせてもらいました。
色んなものを各地でもらってきました。
初めてライブしたところなんて特に。
俺たちの事を待ってくれてたんだな。
長らく待たせてしまったな。
心待ちにしてくれていてありがとう。
強く思いました。
おかげさまでどの土地でやったライブも楽しかったし、印象に残ってるよ。
今回はバンドとしてもドラマーとしても、色んなことを考えながら、常に試行錯誤しながら毎回のライブを出来ていたと自負しています。
手前味噌ながら、ライブをするたびに自分たちのライブが良くなっていってるのが実感できた。
バンドってなんなのか。
なんで俺たちはツアーを回るのか。
なんで音楽をやってるのか。
なんでドラムを叩いてるのか。
それが少しずつだけど見えてきてる。
それを俺以外のメンバーも、きっと薄々気づいてきてる。
ずっとツアーについてきてくれたお客さんも、昔から俺らのことを気にかけてくれているライブハウスの人や企画を組んでくれている人には、きっとそれが伝わってるんじゃないかな。
いつも俺たちのことを見守ってくれていてありがとう。
俺たちを成長させてくれて、本当にありがとう。
感謝しかないです。
前にも書きましたが、なんでバンドマンはツアーを回るのかそれが今回よくわかりました。
皆にライブを観てもらいたい。
お客さんと一緒の空間で音楽を楽しみたい。
これはもう大前提。
その他に、バンドマンにとってもっともっと重要な意味を、ツアーは持っているんです。
オカルトっぽくなってしまいますが、楽器って全く同じものでも別の人が演奏すると全然違う音がするんです。
ギターもベースも。
ドラムみたいな単純な楽器ですら、全く違う音がなる。
メンタルやフィジカルが。
自分自身が音に出てくるってよく言われているんです。
今まで経験してきたこと、自分自身が全部演奏には出てくる。
自分以上の事は表現できない。
例え頑張って今の自分以上の事を表現しようと思うと、どこかに違和感が生じてしまうんです。
もっといい音を出すにはどうすればいいのか。
それに必要なのが人間としての成長なんです。
精神的な成長には色んな経験が必要です。
喜んだり悲しんだり。
誰かに怒ったり許したり。
時には挫折を味わってそれを乗り越えて。
そうした時に、自分の音が変わってきてる事に気がつくんです。
だから俺たちバンドマンはツアーに出るんだと思う。
ツアーほど色んなことを学ばせてくれるものは無い。
各地で色んな人に会って。
色んなバンドを観て感動して共感して。
時には辛い思いや苦しい気持ちになって。
それでもまた一つ自分が大きくなるために。
成長するために。
今よりももっといい音を出せるように。
もっといい音楽ができるように。
常に精進させてくれるのがツアーだと今回ハッキリと感じました。
熱く語っておいてなんですが、あくまで俺の考えですからね。
反対意見もあるでしょう。
でもきっと共感してくれる人の方が多いんじゃないかと思います。
沢山の経験を。
沢山の感動を俺たちに与えてくれたツアーが、1/12に終わりを迎えます。
GOOD4NOTINGとSECRET 7 LINE両先輩方が力を貸してくれます。
場所は渋谷TSUTAYA O-WEST。
この意味合いはとてつもなくデカい。
どうしようもないバンドだった俺たちに夢を観させてくれた。
これがバンドなんだって思い知らせてくれた大好きな先輩たち。
そしてそのライブを観たのが渋谷O-WESTでした。
あの日の光景がまだ俺たちの目には焼きついています。
絶対にあの人達と同じステージに立ってやるんだ。ってメンバー全員で誓いあった。
それが実現する日。
いや、もっと凄い一日になるんだって確信してます。
今度は俺たちが皆に夢を観させる番です。
やっとこの日がやってくる。
ツアーファイナル。
メンバー一同心よりお待ちしてます。