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■■■ーー平成23年度 第18期 緑のふるさと協力隊 活動報告会開催
■■ーーエキサイト☆ふるさと2012ーー■■■■■■■
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東日本大震災の1か月後、全国各地に散らばった18期の隊員が1年間の活動を終えて、戻ってきます。
その足跡と感謝の気持ちを伝えるために、今年も「エキサイト☆ふるさと2012」を開催!
日本全体が自分たちの暮らしを見つめ直そうとしている今、彼らが農山村で実践し、肌で感じてきたことは、大きなメッセージとして届くはず!!

【日時】2012年3月17日(土)13:00~17:00参加無料/懇親会17:30~19:30参加費2,000円

【会場】TOC有明コンベンションホール/東京都江東区有明3-5-7 地図
    ■りんかい線『国際展示場駅』徒歩3分■ゆりかもめ『国際展示場正門』『有明』徒歩4分

【詳細・申し込み】↓↓↓下のPDFファイルをご覧ください。
3/17(土)■第18期 緑のふるさと協力隊 活動報告会《エキサイト☆ふるさと2012》開催■東京・有明
 活動報告でもない私信?ですクマ文字ばっかりですダウン

 昨日、役場で生産者とか商工会、グリーンツーリズム関係の方、村長・副村長・役場の担当の方などが集まり「やらまい会(…たしか)」の会議?意見交換が行われました。

 『泰阜村のブランド化』『どうやって人を呼ぶか』などのお題でディスカッションしたりしてきました。
 村の各所にポイントを置いて、スタンプラリーをする。など面白いアイディアが出て楽しかったです。

 自分のグループはグリーンツーリズム関係の方と宿をやっている方と農家さんだったので、実際に現在やっている経験の上での生の声が聞けました。グループごとの発表も自分のグループだけ異色で、主催者の意図には反している感じでしたが、表の声だけ聞いても実際やる側に反しては実現できないから無視はできないのでは?これが素直な意見だと思います。外だけでカヤカヤやってもダメ。外から来た人には歯がゆいかもしれないけれど、ちょっとずつ入っていって、協力してもらう事なのかなと感じました。

 自分のグループで出た意見で印象に残っているのは、
『泰阜村のブランド化』
・泰阜には良いものがたくさんある。米とか景観(小城頭とか二軒屋キャンプ場とか万古渓谷とか秘境駅とか)とかたくさんあるけれども、実際どうやって売りだして良いかわからない。
・米とかは作り方がたくさんあるし、泰阜の地形だと南と北で風土も違うので同じものは作れない。泰阜の物で統一しやすいのはこんにゃくとか菊芋とか土に埋まっている物。
・正直困っていないからブランド化とか頑張る必要が無い。誰でもだいたい農業をやっているし、他の仕事もしているのでそこまで暇とか余力が無い。
・若い人とか協力隊、Iターンで来た人の新しい目・違う目を期待したい。
・必ず成功するならいいが、失敗してまで今の仕事を辞めたくない。
・新しい物を作るより、今ある物を極めたり磨いたりする方がいい。

『どうやって人を呼ぶか』
・カヌー・登山などお客さんに言われればやるが、幾らとっていいのか分からない。相場が分からない。良心でお金をもらいにくい。
・少人数で来られても採算が合わないから10~20人くらいだと丁度いい。学生のサークルの旅行がベスト!!
・農業体験は受け入れ側が大変。田植えとか下手にやられると刈る時に機械で刈れないから、終わった後に機械で植え直す人もいるらしい。
・農業体験は忙しい時期には来て欲しくない。1日も見てられない。農家民泊が望ましいと思うが、そこまでは出来ないので、そういう時は村内の宿に泊まって欲しい。
・プランを立てたりは出来ないから、専業でプランを立てたり割り振ったりしてくれる人がいてくれれば有難い。そうすれば出来るかもしれない。(泰阜村では毎年夏?に大阪の中学生の農家民泊を受け入れているが、それも南信州の観光公社が殆どプランを立ててくれているので受け入れているそうです)


 こっからは自分の感想です。
『泰阜村のブランド化』は、大学で多少は勉強してきたが、「ブランド」=食品・工芸品というイメージが強く、「景観」をブランドにするっていう発想が無かったので正直驚いた。「ブランド」の話になかなかならなかったので話しあっている時は正直話がまとまるか焦っていたwが、固定概念が覆されて面白かったです。
 『どうやって人を呼ぶか』。この1年間で6・7人くらい友達が遊びに来てくれたが、正直遊びにくい。。。まず、駅まで迎えに行かないと行けないのが手間だし、駅で時間を潰せるような場所もないし。電車で来ると駅からの交通手段が無いし。。。晴れていればまだ行くところはあるんだけれど、雨が降ったら最悪。。。ドライブ・ご飯・ドライブ・ご飯で終わる事も。。。『体験館』のようなものを作って、竹細工・こんにゃく作り・ぞうり作り・餅つきなどができれば楽しいなぁ~なんて考えるのですが。そうすれば、せっかくあるおじいちゃんおばあちゃんの眠らせている知恵と技術が活きるし、伝承されるのかな、なんて考えています。


 潜在に秘めている力がスゴイです。
泰阜には良い物が本当にたくさんあります。しかも売れるものです。
でも、そこまでガツガツ売りたい人もいないのも事実だし、そこまで経済的に困っていないのも事実です。村の福祉が充実しているのが背景にあるのも一理で、せかせかしていない村の人が自分は好きです。
 昨日も言っている人がいたけれど「受け身」が強いかもしれないです。でもそれはある程度練ってあれば、協力してくれるということだと思います。
 先月の末から1週間ほどかじかの湯で物産展を開催しましたが、所謂特産品を作っている人でなくても、「趣味で作っている」物の完成度が凄く高くで、本人は売り物にならないと言っていた物でも飛ぶように売れていきました。しかも、1週間の途中で足りなくなって電話するとすぐに追加してくれたので、当初の売り上げ目標だった10万円をゆうに越えて結局20万円近くの売り上げがありました。

 この物産展は緑として活動してきた集大成で、任期の1年を終えようとしている自分達だからこそできたことだったと確信しています。
 商品も全部自分達でお手伝いに行った先や人づてに紹介してくれた方から集めたもの。出してくれる人の家に行って商品を受け取り、話を聞いて、お客さんに話したり、ポップを作って貼ったり、売れないものがあれば売れるように売り場を工夫したり、商品が無くなったら電話して取りに行ったり。
 かじかの湯の担当者さんともやり取りして期間を決めたり、期間中もお世話になりました。
 物産展の設営・売り子も自分達でやりましたが、時々近所の方や生産者の方が手伝いに来てくれて本当に有難かったです。
 村のケーブルテレビで物産展の宣伝を作って流したら、「テレビで見たよ」と言って村の人が来てくれた時は本当に嬉しかったです。
 期間が終わってから精算をして、また一軒一軒回って売上を渡してやっとほっとしました。



 作るプロ・良い景観は既にたくさんあるから、
売るプロ・良い景観を生かせる人がいれば(増えれば)泰阜村をブランド化。。。というか
まんべんなくは難しいけれど、村を売り出す事は至極簡単なことであり、村をトータルで動かせる村長は楽しいんだろうなと最近感じます。


(鷹觜)

 
 今日から村の自主放送でかじかの湯での『泰阜村の物産展』の宣伝を流しています。
今朝作りたてほやほやですw

今日もまめだに泰阜村~18期緑のふるさと協力隊~

今日もまめだに泰阜村~18期緑のふるさと協力隊~

今日もまめだに泰阜村~18期緑のふるさと協力隊~

今日もまめだに泰阜村~18期緑のふるさと協力隊~

今日もまめだに泰阜村~18期緑のふるさと協力隊~

今日もまめだに泰阜村~18期緑のふるさと協力隊~

今日もまめだに泰阜村~18期緑のふるさと協力隊~

今日もまめだに泰阜村~18期緑のふるさと協力隊~










 泰阜村内の方に大勢来ていただきたいので、これからは村内でのPRを頑張ります☆

(鷹觜)