Evening promenade in Paris after 8 days of culinary adventure / ballet class in France
ゴンタくん日本出張中に友人をたずねてパリ、ロワール地方ソミュールへ再び。食べて、飲んで、料理して、踊って、歩いてな8日間でした。
ゴンタくんよりはやく出て、遅く戻ってきたっていう・・笑
パリでは友人宅2軒で一緒に料理して、行きつけのお店に寄っておしゃべりしたり、バレエのレッスンを受けたり。ロワールでは5月に電車で出会って(すでに一度7月に遊びに行った)リンダ宅で4泊、ほとんどの時間をキッチンやマルシェで過ごしたプライベート料理教室と化していました。毎日ありえないほどワイン、料理、フロマージュを食べてた。
食べ物の写真、まだ整理できてないので、まずは最終日のパリ散歩と、嬉しくなったちいさな偶然のことを。
最終日、ソミュールからモンパルナス駅に戻ってGare du Nordに荷物をあずけ、5月に鴨とフォアグラが美味しくて(★)再訪を決めていたお店でお昼をたべて
バスでサンジェルマンデプレにあるサロン・ド・テに向かってたのですが、
途中で急にギャルリーヴィヴィエンヌのおじさんに会いたくなり、エティエンヌ・マルセル(*)付近で降りたんです。
* 私は3つ、母も父もひとつずつ持っているバッグのお店があり → パリのお買い物 (2010年)
* 5月にエスカルゴを堪能した L’Escargot、食いしん坊にはたまらないパリの胃袋・モントルグイユ通りもこの付近→ おいしいパリ、必ず食べるもの
La Bovidaでキッチン用品をみたりウロウロ歩いてたら、
これまで見た記憶のない小さなパティスリーで、おじさんがチョコレートのケーキを買ってる光景が目に飛び込んできた。
そのチョコレートのケーキがあまりに「食べたいケーキそのもの」な姿で
まだお腹いっぱいだったけど、この出会いは無視できない気がしてたべてみることに。
(サンジェルマンデプレのカフェにも時間的に行けそうにないし)
注文して、店員さんがショーケースから取り出したケーキをよく見たら
“ Un Dimanche à Paris” と書いてある
「アン・ディマンシュ・ア・パリ」
それ、そもそもケーキをたべに行くつもりだったショコラティエ/サロン・ド・テの名前(!)笑
Fou de Pâtisserie 45 rue Montorgueil, 75002 Paris
"Le Lacté" (par Nicolas Bacheyre)
Dacquoise noisette, caramel beurre salé, ganache montée au chocolat au lait
「サンジェルマンデプレのお店に行くつもりが、気が変わって今ここにいるんだけど、ここにもお店があったの!?」とびっくりして店員さんに言うと、
そうではなくて、
その小さなお店 "フ・ド・パティスリー" は、パリ有名店の代表作を集めたスイーツのセレクトショップで(シリル・リニャックのL’Équinoxe(レキノクス)にババ・オ・ラム、ユーゴ&ヴィクトールのタルトオシトロン・ヴェール、クリストフ・アダムのエクレア、アンジェリーナのモンブランやパティスリー・デ・レーヴのケーキ等々)
そこに私が行くつもりだった Un Dimanche à Paris の "Le Lacté" もあり、たまたま前を通りかかった時におじさんがまさにそのケーキを買っていて、それがとっても美味しそうで思わず釣られて入ってた・・という。
Un Dimanche à Paris というお店のことも、友達にもらった本をその日の朝読むまで知らなかったのですが、まさか巡り巡ってそんなことになるとは。
ギャルリーヴィヴィエンヌのおじさんに会いたくなって予定変更したけど、行きたかったお店でおそらく選んでいたであろうケーキに結局ありついていのでした。
* Un Dimanche à Paris (4-6-8 Cour du Commerce Saint André) :世界中にカカオの農園を持つこだわりのショコラティエMichel CLUIZEL(201 Rue Saint Honoré)の長男 Pierre CLUIZELが去年11月にオープンしたショコラのコンセプト・ストア
うれしい偶然のギフト。軒先のちいさなテーブルでたべながら、どんな雰囲気のいいサロン・ド・テでいただくより幸せな気分に♡
そのあと、エティエンヌ・マルセル通りをあるいておじさんのお店に。
Librairie Jousseaume, Galerie Vivienne
パリに来ると2回に一回はここに立ち寄ります。
はじめてのパリでの忘れられない出来事。見知らぬマダムから(結局はわたしに向けられていた)メッセージ。「こんなことってあるんだ」とおじさんと二人で目を丸くした。
パリでのちいさな奇跡のこと (2010年)
おじさん、ひさしぶりー!と挨拶して、今年は5月の電車での出会いから7月と今回の2回もソミュールに遊びにいったこと、そして5月に「また来たい」と思ったパリ郊外に7月にオルレアンで奇跡的に再会した友達が偶然ローマから引っ越して(笑)今回泊めてもらったことを話し、
「サンジェルマンデプレのカフェにいくつもりが、バス乗ってたらおじさんの顔が浮かんで途中で降りたの。たまたま通りかかったお店で美味しそうなケーキが目に飛び込んできて、注文したら、それがもともといくつもりだったカフェのケーキだったのよ」というと
Vous suscitez le hasard. 偶然を引き起こす人だね とにっこり。
Merci pour le petit cadeau! お土産にすてきなカードをいただきました。
おもえば、はじめてのパリでお店にいった2010年は3年後に渡英するともフランス語を習うとも思ってもなくて Bonjour Merci Pardon くらいしか言えなかった。古書を買ったのは写真のスタイリングのため。そこに見つけた手書きのメッセージ。
今はなんだったらあの本、読めるんだと思うと不思議な感じがします。
"まだ女性が自由に生きることができなかった時代に、女性が己のえらんだ道を歩む姿を描いた小説"
来年、読んでみようかな。
〆はワインバーのカウンターでひとり飲み
牛肉のカルパッチョがとてつもなく美味しかった。
奈良とロワールとパリをむすんだご縁。
いつかフランスでやってみたいなと思っていたことが実現した7月。
今回パリで泊めてもらったのは、7月にまさかの再会をした女優の友達。彼女の引っ越し先が、5月に「またゆっくり戻って来たい」と思ったパリ郊外の街だった。
ほんとに戻れて、ほんとにゆっくりさせてもらった。
不思議とは
思議すべからず
考える必要はないという意味なので
必然ということですね。
友人の言葉をあらためて思い出しました。
パリとロワールでの料理とワインの数々、写真とともに記録に残そうとおもっています。教えてもらったお料理、再現しなくちゃ!
またね、パリ!
Merci au revoir!