(③~)
ラストシーンはおなじみの浜辺
朝日に照らされて特別な一日が始まる予感…
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「葉子ちゃんはいつも俺のほしい言葉をくれる」
ソンジェさんから
その言葉を聞いた時、
私も彼に与えることができているんだとわかって
とても満ち足りた気持ちになった。
もしも助けが来なくても、
私は彼と…。
彼は私と…。
不自由な無人島の生活の中で
お互いの存在は特別で揺るぎないものになっていた。
…愛しげに私を見つめていたソンジェさんの顔が
企んだような微笑みに変わる。
~君を3回くらい救ってるよね。
お礼したいと思わないの?
私は3つ、願い事を叶えてあげることにする。
ソンジェさんのお願い
★ひとつ目…
「俺のことを抱きしめて」
はずかしくて
難しい…
意を決して抱きしめる。
「抱きしめ返してもいい?」
私の答えを待たずにぎゅっとされて少し苦しい。
★ふたつ目
「俺にKissして」
ムリだというとすねたそぶり、頬をプッと膨らませる^^
その頬に一瞬のKissをした。
ちょっぴり不満げ。
★最後の願いは
「ずうっと俺といっしょにいて…」
それが一番簡単です。私もそう思ってますから!
そう耳元で囁く。
ソンジェさんは私をぎゅっと抱きしめる。そしてそっと呟く。
「…大好きだよ」
いつもからかってばかりの彼の素直なその言葉が
どれだけ私をドキドキさせているか全く気づいてない様子。
「私も大好きです」
そう答えようとした時
救助船が…見える。
「すごいタイミングだな」
そう言うと同時に
私のあごをやさしく包んで
クィッと自分の方に向ける。
考える間もない
唇への一瞬のKiss
「いいタイミングでしょ」
勝ち誇ったような
その笑顔に
私はまた
恋をしました~
END
今日の寝る前の一曲は
♪「ヒカリ」
君は君のままでいい☆
お気に入り☆