(②~)
こっそり撮った私の写真を私に見つかったゴニルは恥ずかしそうにしていたけど、すぐに
真剣な表情に変わる…
男の顔になるんです。
トラブルメーカーの時な感じのゴニルです≧∇≦
「葉子ちゃん…」
ゴニルくんの手が私の頬にそっと触れる
…
その静寂と官能は
携帯の着信音にかき消されてしまう。
かかってきたのはゴニルの携帯
何やら怪しい、アシスタントの女の子からの連絡
…この後
ゴニルとアシスタントのあれやこれやを誤解して私はすっかり落ち込んでしまいます。
君のことで激しくUPDOWNする。
私の様子がおかしいので、ゴニルは気になってしかたがありません。
やさしいゴニルは
私が元気がないんだと思って栄養ドリンクや果物を持って来てくれたりもする。
自分でも持て余すほど私は素直になれずにうじうじうじうじ
どうしたの?
きらいなものがあった?そう顔を覗き込むゴニルくん(萌)
誤解がすっかり解けた後
元気になってよかった
と頭をなでてもらう
よしよし
よしよし
ごめんね
…
その瞬間
胸の中で何かがはじけた
ゴニルくんのことが大好きなんだ…
自分の中のどうしようもなく激しい感情に私は気付きました。
もう止まりません。
私の…
ゴニルの…
お互いへの気持ちはどんどん深まっていく。
ある日誘われて出かけた美術館。
目を瞑ってエスコートされてたどり着いた先には
私の写真…
大賞受賞の札。
写真の中の私は
ニューヨークの公園で
柔らかい光に包まれて
柔らかい笑顔を浮かべてこちらを見ている。
題名はハングルで。
意味を聞いてみたけど
ひみつだよと言って教えてくれなかった。
葉子ちゃんに出会わなければ撮れなかった写真
ゴニルくんからそう言われた時うれしくてうれしくて涙がでましたから。
ゲームをしながら。
…
大賞受賞のお祝いをふたりでした夜を境に
今度はゴニルくんの様子がおかしくなる。
メールの返信もないし
電話もない
やっと通じても忙しいからと切られちゃう。
たまらなくなって呼び出した時
ゴニルくんから
信じられない言葉を聞きます。
僕たち恋人同士でもないんだよ。ただの仕事仲間にいつも連絡しないといけないの?
あまりの冷ややかさに
私は何も聞けませんでした。
絆があると思い込んでいた。
それは私だけだったの?
悲しくて
苦しい日々
あなたを
忘れることなんて
できないよ。