同期のグァンスは
ぶっきらぼうで無表情
知らない仲ではないのに
不自然なくらいそっけない
(ここポイントです!!)
超やり手の広告営業マン
仕事ができて
しかもイケメン
メンナイの編集部へは
本人の希望でやって来たらしい。
(ここもポイントです!!)
…グァンスくんは考え込むとペンをコンコンってテーブルに打ちつけるクセがあるんだ…
映画とのタイアップの記事の仕事の企画をふたりでするようになって
私はグァンスくんのいろいろが気になり始める。
でもなにしろ
相変わらずすっごくそっけないから~>_<)
嫌われてるのかって心配になるほど。
何日か一緒に過ごして
仕事が軌道に乗り始めると少しずつ感じが変わってくるんです。
…ゲーム上では
私が仕事をグァンばったから認めてくれたという感じのストーリー展開ですが、実は違うな。
もっと奥深い繊細な理由だったはず。
ふたりの距離が私から縮まったのをグァンスは感じ取っていたんだと思います。
だからこんなことを言う…
俺を信じてしっかりサポートしてくれないか。
私はドキッとしながらも
同期だから任せて!!
って明るく答えます。
「そうか」
そう言ってふいに白い歯を見せて笑うグァンスくんに再びドキッ。
笑顔初めて見たかも。
私グァンスくんに避けられてるって思ってたんだよ…
俺がおまえを
避けるはずがないだろ…
…避けるはずがないんです。ここもポイントです!
ふたりで考えた企画
「目で見る映画」は
とんとん拍子にうまくいって撮影の日を迎えます。カメラマンの名前ウケる…
ライリーキー(^o^)/
ライリーさんは俳優が到着するまでの間に私とグァンスを撮りたいとか言う。
待ち合わせの20分前の顔して~とかもっと体を寄せて~とかいろいろ注文をつけられるけどグァンスくんはいやに乗り気。
俺は嫌じゃなかったぞってまんざらでもない様子…
私は撮影のあれやこれやの何よりも
グァンスくんのいつもの香りを強く近く感じたことが一番心に残りました*^^*
ある日いつもの残業…
デスクで居眠りをしていた私は視線を感じて目を覚ます。
肩には男もののスーツの上着…
前のデスクにはグァンスくん。
先に帰るぞ。
そう言って私にかけてくれた上着をサラリと取って帰って行った。
デスクの隣には
さり気なくサンドイッチ…
*^^*ウフ*^^*
グァンスくんたら
(②に続く)