(①~)
ふたりが担当した記事は評判もよく
私たちの仲も深まっていく。
もうランチに行ったりも普通にできちゃう。
すっかり打ち解けた感が漂ってる。
ふたりでおしゃれなバーにも行っちゃう。
…飲みに行くか?
誘いはグァンスから。
初めてだね~
ワクワクドキドキしながらそう言う私
初めてじゃないよ
内定式のこと覚えてないのか?
(ここも重要ですから!)
グァンスの言葉になんとなく思い出して
ああそうだったっけ~
って私は軽く流す。
ふたりですっかり盛り上がり私はすっかりできあがる。
ぐぁんちゃぁぁん~
と叫ぶ私をぐぁんちゃんはしっかり支えてくれるけど、私はそこら辺からパッタリ意識がなくなりました~
…
目が覚めると
目の前には上半身裸のグァンスくん*^^*
私はグァンスの香りのTシャツを着てグァンスの香りのベッドに寝かされていた。
寝起きのグァンスくんはなんだかとってもかわいい。寝ぐせだってついてるし。私はお宝映像にうはうはします(違うか)
結局一日中一緒にいる。
…葉子はアレなのかぁ?
…えっ?
…酔うといつもあんな風になるのかぁ?
…
…
他の男とふたりきりで飲むのとかやめろよ。
…
…いきなりどうしたの?
…いやぁ…別に
お前飲むと危なっかしいんだよ。
いつもと違うなんだか特別な香りに
心の奥が弾んだ…
ここから特別感がグッと増します。
私に舞い込む新たな大きな仕事を全面的にグァンスはバックアップしてくれる。
会議中の筆談萌萌
「お前ならできる!!頑張れ!!俺が助けるから」
メモには変な子犬がじたばたしているイラストが添えられていて、よく見ると葉子と書いた名札をつけてる(*^o^*)
ありがと♪
となりにグァンス怪獣を描いた…
な~にやってんだ≧∇≦
です。
大事な打ち合わせの日
私は大きな失敗をして
相手を怒らせてしまう。
すべてダメになって会社に帰ると
前向きグァンスはもう前を向いている。
で、俺は何を手伝えばいいんだ?
次の手を考えよう
って。
それからふたりで失敗をチャンスにできるようなスゲー企画書を作ります。
ふと気がつくとグァンスくんがいない。
さすがに疲れたのか
片隅で腕組みをして眠ってる*^^*
そっとブランケットをかけた…
ふいに抱き寄せられて
私は
そのまま
おとなしく
グァンスの胸の中におさまりました。
(③に続く)