(②~)
ブランケットで腕の中☆
以来、ますます私たちはいいカンジになります。
それから、相手の会社が許してくれたり
グァンスくんが赤い顔をしてるな~と思ったら
高熱で倒れたりします。
…病院で横たわるグァンスくんはあまりにも弱々しい。
側にいてくれるだけで充分だよ。
そう言って頭を撫でてくれる。
よしよし
よしよし
苦しそうなのに
ムリして笑顔なんだね
…
…
グァンスくんが好き!!!
撫でられながら
私ははっきりと確信する
でもこの後
ひと波乱あるんです。
同期の友だちに
「グァンスくんて葉子だけにやさしいよねってみんな言ってるよ~」
と言われて照れくさくて
同期となんて
グァンスくんとなんて
ありえないから
って言っちゃう…
その一部始終をグァンスが聞いていたもんだから
大変(☆o☆)
俺だってありえねえよ…
…
グァンスは
傷ついたんですね…
ガラスのようなPUREグァンス*^^*
それ以来避けられる…
明らかにグァンスと私は様子がおかしくなる。
仕事もダメダメになっちゃう。ふたりでミスしてユナクに叱られたりもする(萌)
「お前をそういうふうに見てないから気にしてない」
たまらなくなってグァンスにあやまった時
つめたくこう言われて
とてもとても悲しかった…
グァンスくんも私のこと…
そう思い込んでいたから…
…
ユナク編集長は今回もナイスな上司命令を出してくれましたよ。
大阪出張
こっそりグァンスとふたりきりになるよう仕組んでくれて*^^*
でももうダメだって思い込んでいる私は淡々と仕事をこなす。
グァンスも淡々。
気まずい大阪。
すべて終わった新大阪駅…
出発までの時間
別行動しようと私は提案する。
行こうとすると
引き止められる。
腕を強く掴まれて…痛いなあ…
…離して!!
…離さないよ
お願いだから避けないでくれ。ごめん俺が言い過ぎた。
…あやまらなくていいよだってただの同期じゃない。
…
…俺にとってお前は
…お前はただの同期じゃない。
…何なの?
…俺は
…
ためらうグァンス…
掴んだ手を放して
そっと私の手のひらを包み込む。
俺は…
俺は入社した時から
お前のことがずっと好きだった。
えっ?
今
なんて言ったの?
グァンスくん…
(④に続く)