(①~)
そんな矢先
モデルオーディションの仕事を一緒にすることになる。ユナクが総責任者。私はそのサポート役に抜擢される。君しかいない君がいい…です。
もう私たちは片時も離れない。ずっといっしょ。
残業に次ぐ残業で
昼となく夜となく
仕事とはいえ
仕事中とはいえ
お互いのいいところやいいところを(…いいところしか見えない!!)
目にして心に刻んで…
尊敬や親しみが他の感情に変わるには充分すぎるほどの時間と密着。
私たちの仲は自然と深まっていきました~
準備は着々と進み
オーディション当日。
出演者が遅れるというアクシデントをユナクと私が出演するという方法で乗り越える。
ランウェイでうまく歩けない(いつもうまくあるけないやん)私を
またまたお姫さまだっこするというドキドキの体験も
私たちにとっては絆を深めるために用意されたミッションのようなもの。
見事クリアして私たちは充実した夜を迎える。
「このあと予定ある?」
そう聞いてきたのは
ユナクから。
何もないと答えると
じゃあ飲みに行こうかと…
いいですね~ジヒョクさんたちも誘いましょう~
そう言って携帯を取り出すとユナクからその手を止められちゃう。
「君とふたりきりがいいんだけど。ダメかな。」
少し照れくさそうに、
でも私の手を止めたユナクの手からはしっかりとした意志が伝わってくる。
そのくらいの頑固さで。
そのくらいの潔さで。
ユナクは誠実に艶やかに私をふたりの夜へといざなっていきました。
ふたりの夜への幕開けにまず言われたこと
「編集長という呼び方やめてくれないかな。何だか距離を感じるんだ」
(訳)距離を無くしたいんだ。
呼びにくいって言ったら
出ましたよ。上司命令^^
ユナクさん
葉子さん
と呼び合うことになった私たちは
すべてのことがうまくいったことを祝して乾杯をする。
勢い余って私のグラスから零れ落ちたワインはユナクのスーツを濡らしてしまう。
ここら辺からドSなユナクが炸裂しますm(_ _)m
あやまる私に
どうしても気がすまないというのならかわりにひとつ僕の願い事をきいてもらうのはどうかな
とか
願い事ってなんですか?って聞くと
それはまだ決められないな。じっくり考えさせてもらうよ
とか
願い事なんだろう
ユナクの願い事…
知ってるんだけどな
(③に続く)
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