(②~)
「僕が葉子さんを守ります。」
「何かあったらぜったいに言ってくださいね!!」
社長室の扉の前
ソンモくんの言葉が
温もりが
感触が
心を少しずつひたひたに侵していく…
そんな気がした。
ダメだよね。
so好きになっちゃいけないって絶対!!だよね。
だってソンモくんは後輩だし。
Mちゃんがソンモくんのこと好きだって言ってたし
…ランチタイムもそんなことを意識して、
気を抜けば剥き出しになりそうな気持ちを抑えようとして、
何かと少し控えめにする私。
そうとは知らずに
ソンモは
何か悩みがあるんですか?とか
甘えていいですよ。
とか言ってくる。
ただただ純粋に私のことを心配してくれるんです…
混じり気のない真っすぐなところが眩しい後輩ソンモ☆
ソンモくんは私のために
形が歪なクッキーを焼いてきてくれたりもする。
料理ができる男の人は好きですか~?とか言って。
ウキウキする自分と
いさめる自分の間で
心が引き裂かれそう。
そんな迷いは
Mちゃんとソンモの愛の協力要請を承諾したことがきっかけで
なくなります。
なくします。
Mちゃんと私とソンモくん(字面は離してやった隣じゃないようにしてみた間に入ってやった)3人の飲み会を設定したり、
お弁当作りをことわったりします。
一緒に居れば居るほど好きになることがわかっていたから
私は不自然なほど距離を置きました。
そんなある日
Mちゃんとソンモくんが付き合っているという噂が耳に入ってくる。
私はいてもたっても居られなくなって
ソンモくんのマンションに行ってみます。
そ、そこで
そ、そんもくんが
だ、抱き合ってるの
…
見ちゃった(>_<)
玄関先でMとソンモがそんなことしてたもんだから~
もう次の日から避けまくる。
顔合わせるのもツラ過ぎる。
ひどいやん。ソンモくん。私のことが好きなんやなかった?
もういろんな感情が出てきてつじつまも合わないけど…そのくらい好き
ソンモくんが。
ある日グァンスと飲みに行った時
街でバッタリソンモと出会う。
何してるんですか?
急に腕を掴まれる。
「グァンスさん、葉子さん借ります」
「ああ持ってけ」
って
ものじゃないんだけどな…
(④に続く)
今日の寝る前の一曲は
♪「WAITING 4U」
ユナクが良すぎる☆