(③~)
電球とクマを持ったまま
携帯を見て涙が止まらなくなった…
『遅くなったのか?ムリするなよ』
『一日忙しかったんだろうな。倒れたりしてないか?』
『何度もメールごめんな。体が心配なんだ』
『電球、仕事の合間につけに行くよ…なんてオレも少し落ち込んでるからパワーを充電するためにな』
グァンスくんからのメール…
こんなに心配してくれたグァンスくんに私はなんてことしてしまったんだろう…
やさしさに甘えすぎていただけだ。
合わせる顔がない…
この後グァンスは
うまいこと朝帰りの真相を知ったり、私が携帯を忘れて連絡が取れなくて気にしていたことを知ったりします。
心配とか言いながら不安だったのかも…
自分は忙しいからこそ葉子が必要だけど葉子はそうじゃないかもしれない…と反省したりもする。
グァンスは
自分から連絡します。
カフェでふたりして仲直りの朝ご飯を食べる。
ここで新たな事件が…
トイレに立ったグァンスの携帯をふと見ると
液晶に「夏生」と表示されている。
誰から?という質問に仕事のことだと答えるグァンスにすっかり不信感を覚える私。
さっきまで、私が悪かったぁ~いいえ私だけが悪いのぉ~って泣いて詫びていた私なのに、黒い心がむくむくと出てくる。
偶然夏生とグァンスのツーショットも目撃したりもして疑念が炸裂して大変になる。
でも大好きなんです。
グァンスが。
仕事でずっと会えなくて、今日もグァンスは収録が遅くまであって会えないのはわかってたけど、
『今日、会いたい』
そうメールした。
…寝ているとグァンスくんから電話がかかる。
何してるんだ?
いつものかわいい部屋着で寝てるのか?
押し倒したくなっちゃうかもな?
ってやさしい声…
涙がでる…
ピンポーン
誰か来たみたいだな
…
…
どこかで聞いたことあるくだり
ソンジェさんかもしれない(*^^*)(*^^*)
いいえここはグァンスさんですm(_ _)mm(_ _)m
収録を抜け出したグァンスくんがモニターに映る。
エレベーターの扉が開くと同時に飛びついた。
あんなメール見たらほっとけないだろ。
ツラいことでもあったか?
やさしい声
汗のにおい
頭をなでる手
すべてが愛おしくて
こんなにやさしいグァンスくんを疑う自分もイヤで
苦しい…
やさしさが今
こんなに苦しい…
⑤に続く
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