(⑤~)
ソンジェさんはとろけるような笑顔を浮かべて
私を愛おしそうに見つめる。
その恰好俺好きだよ。
だけどキャバ嬢としては失格だよ。
まだまだレッスンが必要だな
…
…またキャバ嬢やらせるんかい!?
って、ここで思いっきり突っ込みました~m(_ _)m
それは恋人だけに見せる恰好だからね~いい~?
ってそんなソンジェさんも私にはデレデレのようだけど(*^^*)
半年後
銀座のStarsでNO.1を続けている私は誰もが羨む売れっ子キャバ嬢
契約金でお父さんの治療も終わり、家族みんなで幸せに暮らしている。
ソンジェさんは
大切な私の恋人。
お店でも公認の仲の私たちは視線でじゃれじゃれ合図を送ったりもする。いつも一緒(*^^*)
帰りの車の中
信号待ちで一瞬のKiss
いじわる言われてても、それでごまかされちゃう。それだけで幸せな気持ちになること
ソンジェさんは絶対知ってるな。
うんわかってやってる^^
葉子はすごいね。
正直期待以上だよ。
あ、ありがとうございます。
…ほめたらほめたで
はずかしがるんだね~
難しい子だなあ(*^^*)
って何でもどうなっても
ふたりは楽しい(*^^*)
そんな葉子の頑張りに
ごほうび用意したから
あっお父さんには了解取ってあるからね~
って
いつのまに?
あさってモロッコに出発だからね…
このソンジェさんはお出かけが好き(*^^*)
モロッコのカサブランカ、超高級ホテルでふたりでのんびり過ごす。
ラストシーンは
ホテル最上階のバーラウンジ…
「葉子知ってる?カサブランカっていう映画」
主人公のリックのセリフをまねて
「葉子の瞳に乾杯」
ソンジェさんがそんなこと突然言うから
私は赤くなってしまう。
俺はリックじゃないから回りくどく口説かないよ
そう言って
その瞬間ソンジェさんの唇がやさしく触れる。
触れるだけのKissは次第に深さを増していった。
言葉より態度で示す方が得意なんだ。
よ~く伝わりました^^
でも俺は言葉がほしいかな。
「すごくすごく君が大切だよ」
「私も愛してます」
幸せそうに微笑むソンジェさんはまたKissをする
それは
どんな名ゼリフより
私を夢中にさせていって…
それができるのは
この世で
たったひとりなのだと
改めて私に感じさせる…
今隣にいる幸せを
うっとり私はかみしめた
END