ソンモくんは弟の友だち
Starsでバイトしたいと相談された時には正直断りたかった。
だって弟には絶対にこの仕事のこと知られたくないから。
わずかな接点でも断っておかなければ
…他の店をすすめても
いえStarsがいいんです
いやStarsじゃないといやなんですってソンモくんは食い下がってくる。
「ダメなんです!!葉子さんがいないと」
…
キラキラした笑顔で
まっすぐな言葉で
ソンモくんがそんなこと言うから
弟の友だちなのに
ときめいてしまったじゃないの…
ソンモくんは黒服さん(何?)私の担当キャストになった。
ソンモくんは仕事ができるしきめ細やか。
さり気なく灰皿や氷を交換して延長させるのも
とても上手。
私が飲みすぎた時には
薬と水をそっと持って来てくれて
よかったらどうぞって
ソンモくんがそんなこと言うから
ホントずいぶん年下なのに
ときめいてしまうじゃないの…
…
飲みすぎたのわかってたの?誰にも気づかれない自信があったのにな
そう言うと
「いつも葉子さんのこと見てますから」
ソンモくんは微笑んで言う。
当たり前のように。
爽やかに。
誰が気がつかなくても
僕は気が付くんですよ
そんな余裕が漂っていて
ソンモくんは
年下なのに
頼もしくて
寄りかかってしまいそうになる
ここで働くことになったのならよし私が面倒みようじゃないのって
思ってたのに
気がつけば私は完全にソンモくんに面倒をみられていた(萌)
面倒をみられている状態はすごく楽なんです。
アイコンタクトだけで
すべて通じちゃったりもするし
私がお客さんに絡まれないようにさり気なくサポートもしてくれるし
私に指名やボトルが入ると自分のこと以上に喜んでもくれる。
ボトルが入ると私は必ずソンモくんに
やったよ!!って
アイコンタクト☆
するとソンモくんは
お・め・で・と・う
ご・ざ・い・ま・す
って口パクで☆
その微笑みで
私の喜びは倍増する。
どうしてこんなに
楽しいのか…
私はわかっていたけれどゲームの私はまだわかっていませんでした☆
②に続く
今日の寝る前の一曲は
♪「My Destiny」
僕こそがDestiny☆