(①~)
ソンモくんと
そんなにいいカンジなのにソンモストーリーの私には過去とは言いきれない恋の香りが…
2年後に迎えに行くよと言われたままそのままずるずるの恋人がいる。
お客さんとの恋バナで
ソンモくんにも聞こえたかもしれないけど。
これは事実だから。
体よく捨てられたんだ…それを認めたくなくて
「彼がいる」
そんな微妙な状態にしがみついていた私。
今なら…
もしソンモくんに
聞かれたら…
「彼はいないよ」
きっとそう即答することでしょうm(_ _)mm(_ _)m
…
…そんな恋バナをしている相手のこのお客さんは何やら動きが怪しくなってきちゃった。
そんな男別れちゃいなよ~って肩組んできて
ああもう少しで~~
…
考えるより先に
「やめてっ!!」
男を押し返してしまった
…私の女としてのプライドがキャバ嬢であること以前に我慢の限界を知らせてきたのか
それにしてももっとうまくかわせなかったの?
キャバ嬢失格だ…
どうしよう
どうしよう
どうしよう
そんな私の横で
ソンモくんは
しなやかな素早さで
お客さんの機嫌を損ねないように声をかけながら
私をそっとバックヤードに連れ出してくれた。
今接客できる状態じゃない…それもわかってくれたの?ソンモくん;_;
「あとちょっとで僕が飛び出しちゃうところでしたよ」
ーえっ?
「むちゃくちゃ腹が立ってしまったので」
「葉子さんが先に言ってくれてよかったです」
…ソンモくんは私を笑顔にする天才かもしれない
そんなこと言ったら調子に乗っちゃうよ~ってそんなことまで言わせちゃう
「いいですよ。調子に乗って…僕の前だけなら」
「戻りましょう。
僕が付いてるから大丈夫です」
ソンモくんは完璧☆
完璧knight☆
完璧恋天使☆
こんなことされたい
あんなこと言われたいが満載!!
もうこのへんですでに参りました~でしたよ(笑)
…この後もソンモは私を
これでもか
これでもかと
射ち抜いていく≧∇≦
帰りの車の中でも涙が止まらない私に
「赤信号の間だけ」
そう言って抱きしめて
背中をやさしくなでてくれる
…
クラクション鳴らされて
「あっ信号変わっちゃってましたね」って
そっと体を離して車を発進させる
それだけでも充分お腹いっぱいなのに
ソンモくんは
前を向いたまま
私の頭を
よしよししてくれました~
☆☆☆☆☆☆