⑤私の彼は超新星グァンス☆キャバ嬢nightストーリー | S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

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超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/

(④~)
「お前は俺がいなくなっても平気なのか?」
グァンスさんが私を見つめている

「グァンスさんが夢叶えられてうれしいですよ」
半分本当半分うそ

ああ夢だったよ。
でもお前と別れるのは…

えっ?
私と別れるのは?
何ですか?

言い終わらないうちに
グァンスさんは私をソファーに押し倒した。

「続き言ってください」

首筋に触れるグァンスさんの頬から切なさばかりが伝わってくる。

あんなに欲しかった
大好きな人からの確かな言葉だけど
言わせてはいけない
そう思ったから

背中に回そうとした手をグァンスさんの手に添えて…次の瞬間
私はグァンスさんを
突き放した。


応援してるから
それに応えて

さよならじゃなくて
いってらっしゃいでしょ
絞り出すように
やっと言えた
……
「葉子すまない」
グァンスさんは下を向いたまま部屋を出て行く。
一回も振り返らずに
立ち止まらずに


それから移籍は正式に決まりあっという間に
日本での最後の試合
私と弟は最前列のシートで観戦する。
チケットはグァンスさんが送ってくれた。

グァンスさんは調子が悪いようで、そのまま前半が終わってしまった…


休憩時間、携帯に電話がかかってきたのは本当に驚いたけど、私もグァンスさんにかけたい言葉があったから…

終わってから言おうと思ってたけど、言わないままでは後半に差し支えそうだからと言ってグァンスさんは大切なことを話してくれた。

partyまでは移籍を断ろうと思っていたこと
私を言い訳にして逃げようとしていたのかもと…
でも
「応援してるから
それに応えて」
そう言われてふんぎりがついたと。

移籍に伴う内面の葛藤
そんな大切なことを
私に話してくれた。


俺は前に進んで行く
必ずゴールを決めるから

ずっと見守っててくれないか


私は試合中ずっとかけたかった言葉を飲み込んでこう言った

応援してるから
それに応えて


ああじゃあ言ってくるよ


…本当は今すぐ抱きしめたい
ゴールを決めても決めなくてもありのままのグァンスを受け入れて温めてあげたい

電話が切れた後
私はただ泣いていた。


ゴールを奪うなんて簡単にできることじゃない

大事なものを諦めたり
大事なものを見極めたり

欲を断って
欲を研ぎ澄ませて

苦しい思いをしてこそ
得られるもの

その苦しさの断片を
共有できている気がして
それだけが救いだった☆