(④~)
勝負はおしまい
俺の負けだね
私が先に好きになったから私の負けだよ
晴れてお互いの気持ちを知ってうれしい私たちは勝ちを譲り合う(*^^*)
「違うんだよ。勝負の前からずっと葉子ちゃんのことが好きだったんだよ」
…思いがけないジヒョクの告白に私はただただ驚いた。
「これからは彼女として俺の隣にいてください」
最高の笑顔で手を差し出すジヒョクに私も手を差し出し預ける。
「ずっとこの手を離さないからね」
ジヒョクは私をその手で引き寄せ反対側の手で抱きしめた。
次の休日
閉店後のジヒョクのお店でふたりでお祝いした…
なんということはないけれど、気持ちが通じ合ったお祝い。
これからお互いの隣にいられるという約束の…記念の…よろこびの日のお祝い。
テーブルをはさんで乾杯…その後自然な流れで
ジヒョクはテーブル越しに私の頬にKissをする
それが合図のように
私たちはひたすらお互いを求めてKissをした。
テーブルに手をついて
唇を重ねる…
やさしいKissにうっとりしながらこの幸せが永遠に続きますようにと私は願った。
ラストシーンは
半年後ジヒョクのお店
…私も一緒に働いてる。
夜のバーに加え、お昼にカフェもオープンしようと準備に大忙しの日々だ
お父さんの医療費も払い終えてキャバ嬢を辞めた時にジヒョクが誘ってくれてからずっと一緒☆
…看板を出しただけでジヒョクは
「ありがとう葉子ちゃん」って本当にやさしい(*^^*)
何をしてもその度に
とびきりやさしい笑顔でそう言ってくれる
やさしいねって言うと
葉子ちゃんとずっと働きたかったからね~って
とにかくうれしそう(*^^*)
キャバ嬢を辞めたくないのかなって思ってたんだよねって…。
私の想いを尊重してくれようとするスタンスは
つきあい始めてからもずっと変わらない(*^^*)
「葉子ちゃん」
…ふいに呼ばれて振り向くと唇をふさがれた。
好きすぎてまたKissしたくなっちゃったんだって(*^^*)
私との身長差を埋めようと少しかがんでKissをするジヒョクのこの姿が私は大好き…
「ねえ俺のこと好き?」
小さい声じゃダメだって言われて返事はいい直しになった(*^^*)
時間をたくさんたくさん共有したい
それが
私たちの共通の願い☆
今よりもっと幸せにしてあげたい
それが
ジヒョクの願いなんだって…
私もそう思うよ☆
END