大好き…この声
聞くだけで安心できる声…
ムニャムニャ幸せな私は
起きて初めてグァンスくんがちょっぴり苛ついていたのに気付いた。
揺らしてぺしぺしして
苦労したんだぞうって…
Kissしてくれたら
すぐ起きたのにな
「どこかにでかけよう」
そう言うグァンスくんは朝からすごく元気!!
…どこかじゃなくてもうゴルフって決めてるくせに(*^^*)
興味があることに挑戦し続けるグァンスくんの姿勢が励みになって
私もやってみたい、できるかもって思うことが増えてきていた。
ゴルフもそのひとつ。
グァンスくんが手取り足取り丁寧に、甘~い声で教えてくれたからきっと上達してるはず。
ホールを回るグァンスくんは完璧knight☆
見とれていたからか
最終ホールを回り終えた後大変なことに気が付いた。
「ネックレスがない」
グァンスくんが100日記念にくれた小さな鍵の付いたネックレス。
あれがないとグァンスくんの首の錠前を開けられないじゃないの(T_T)
グァンスくんになだめられて慰められて
泣く泣く諦めた私は進められて先にシャワーを浴びる。
グァンスはね
探しに行くんですよ。
私には新しいのを買ってやるからって言ったのに…
シャワーから出てきて着替えを済ませた私に
そっと近づいて首の後ろに両手を回した。
そして魔法のようにネックレスをかける。
…グァンスくんの手にはいっぱい切り傷が。
そういう場所にあったのね。
その傷から
あれじゃなきゃダメっていう私の気持ちを何より大切に考えてくれたことが伝わってきて
私は胸がいっぱいになる…
「泣きそうな顔見て何もしないわけないだろ」
手の傷を隠しながら
ちょっと照れくさそうにグァンスくんは言った。
温かくてやさしくて素敵な彼氏…私のグァンスはやっぱり完璧knight☆
なくした時とは違う涙が頬を伝う。
心を込めて
「ありがとう」と言った。
もうすぐふたりで迎える初めてのクリスマスイブ
帰ってからのくつろぎタイム
グァンスくんから
ふたりのイブをどう過ごそうかって切り出されて…
仕事が入ってることを伝えた。
「えっそうなのか!?」
仕事ならしかたないな
ってためいきついて
おでこにおでこをくっつけて…
じっとしてる
「どうしたの?」
こうしたかっただけだって…
グァンスくん
淋しがってる?
ごめんね
グァンスくん
続く☆