③~
次の日の朝
私の看病といろいろのおかげでソンジェさんは
すっかり良くなります。
葉子は?
体調悪いとかない?って気遣ってくれて
大丈夫なら大丈夫でなんだ~って
ソンジェさんはちょっと残念そう…
うつしちゃってたら
全力で看病したのに
……
ソンジェさんに全力で看病されたりしたら
私は絶対治んないな。
ずっとされてるな。
され続けてダメになっちゃうな。
ソンジェさんは
俺にしか治せない方法で治してくれるらしい。
Kissして吸い取る荒療治
ソンジェ式密着型恋療法
そんなことしたら
風邪がまたソンジェさんに返って行きますよとか
いいよそしたらまた葉子に看病してもらうからとか…
キリがないですねとか
たくさんKissできるよとか…
病み上がりなのにソンジェさんは体力を使いそうなこともしたがって
大胆じゃなくなったノーマル仕様の私を困らせた。
俺がよくなったのは葉子のおかげだとソンジェさんは言うけど
私は何もしてない
ただ側にいただけ…
「それ以上のことってある?」
そんなソンジェさんの何気ない言葉が私を満ち足りた気持ちにさせた。
私たちだけ夜の便で帰ることにもなって
ソンジェさんがどこでも案内してあげるとかうれしいことを言ってくれる
いつの間にか今日は
バレンタインデー
夢のような恋せよTranQソウルMAPな一日になりそうな予感(*^^*)
俺といっしょがそんなにうれしい?って
うれしそうな私がソンジェさんはうれしくて、
私はそんなソンジェさんがうれしくて…
そうやってひとしきりじゃれじゃれした後行きたい所を考えます。
連れて行ってもらったのはせっかくの恋せよソウルなのにお菓子問屋みたいなとこ( ̄∀ ̄)
ちょっと??ですが私はうれしい。
ブラウニー作りのマーケットOで、
小さい頃お菓子の家に住みたかったとソンジェさんが言っていたのを思い出して
夢を叶えてあげたいと思ったからお菓子を大量に買い込む…
ソンジェさんは私の思いつきを心の底から喜んで
いっしょに作ろうと言ってくれた。
あっ壁食べたとか
あっ屋根食べたとか
ヘンゼル!!とか
グレーテルぅ!!とか
じゃれじゃれ言いながら
ふたりで力を合わせてお菓子の家をついに完成させる。
最後にソンジェさんがつけたのは
ソンジェ&葉子の家
という札…
萌萌ポイントはたまりすぎて振り切れて
すでに測定不能です…
⑤(終)に続く☆