レコード会社の会議室
ふと手にぬくもりを感じて隣を向くと
ソンモくんのやさしい微笑みは今日もくしゃっとして爽やかで
しかもセクシーで。
「葉子緊張してる?」
手を温めるようにさすってくれる。
幕張でふたりでデュエットした曲がリリースされることになって
私たちは打ち合わせに来ていた。
「大丈夫(*^^*)」
ソンモくんの言葉はガチガチな私に魔法のように響く。
そう言われるとすべてうまく行くって思えて来るからホントに不思議。
プロデューサーとの話はスムーズに進み、
レコーディングやプロモーションなどの詳細がひとつずつ決まっていった。
PVは2本
ふたりで撮るドラマVr.♪超新星6人みんな出演する海外ロケVr.♪
ただ歌詞については
少し手を入れてほしいと言われる。ソンモ目線の歌詞もほしいということ…
この歌詞作りについて
ソンモくんがおもしろい提案をするんです。
葉子が書いた歌詞を僕が歌って、僕が書いた歌詞を葉子が歌うっていうのはどうかな。
お互いの気持ちをより深く感じ合えると思うんだってソンモくんは言うけど
つまり…
あなたが君が、こんなふうに思っているといいなこう思ってるはず
それを歌い合おうということですよね。
私は少し?ですが、
私は「おもしろそう!!」って賛成する…
…
すぐにできると思ってたけど、やってみると難しい。
あれから数日たったある昼下がり、私はノートを広げて苦戦していた。
ソンモくんも今日はオフ
隣で余裕の笑顔でスラスラとペンを動かしている。
ここはチラリと見せてもらって参考にしたい私は
見ちゃだめだよ~って言うソンモくんから力ずくで奪おうとして
じゃれじゃれしてて押し倒す。
上向きのソンモくんの上に下向きの私の図=が出来上がったりもしながら…
重いよねいいや葉子の体重くらいどうってことないって甘い感じになったりしながら…
ソンモくんの歌詞楽しみにしてるねって
聞き分けのいい私になったりもして…
私はソンモくんの歌詞が大好きなのって
「Only You」の話をする。
「あれはMilkyへの想いを歌ったんたんだよ」
…ソンモくんは幸せそうでちょっぴり嫉妬しちゃいそう(*^^*)
もちろん葉子のことも大切だよ…今度はソンモくんからゆっくり押し倒される。
歌詞も書かなきゃだけど
まずは葉子に直接伝えたいことがあるから…
ソンモくんは耳元で囁いた。
続く☆