②~
「携帯持ったか?忘れ物ないな?」
世話好きのグァンス君が私の心配ばかりしながら車のエンジンをかけた。
今朝は職場まで送ってくれるそう(*^^*)
助手席に乗り込んでピアスを着ける。
まったく…って言いながら、グァンス君は私側のシートベルトを掴んだ。着ける体制のままよろけたフリしてKissするグァンス(萌萌)
…グァンス君が気づかせてくれたことがきっかけで、
私はそれまでにも増してデザイン画を描きまくる日々を送っていた。
クライアントや他の誰でもない…
私の大好きなグァンス君がほめてくれるパジャマを作りたい。
それまでと明らかに違うのは、迷いが全くないってこと。
描けば描くほど楽しくなる…着実にゴールに近づいているという手応えが私をがむしゃらにさせていた。
「あんまり寝てないみたいだけど体は大丈夫なのか?」
ハンドルを握るグァンス君の横顔は心配そう。
なんだかとっても楽しいのという私の返事に
なら安心したけど…
と言いつつグァンス君はチラッと私を見る。
「俺はあんまり大丈夫じゃないぞ」
最近寝るのが別々だから
それがさみしいなって
思ってさ…だって*^^*
グァンス君かわいい*^^*
そうなの~?って言いながら私は思わずニヤニヤしてしまった。
車が静かに止まる。
「おいで」
私たちはいつものようにふたりの約束の赤信号で
やさしいKissを交わした。
どこまで好きになればいいんだろう…
登っていくカンジ?
沈んでいくカンジ?
グァンス君という広くて深い青碧色の海にただ漂って
私は毎日幸せをかみしめている。
数日後やっと納得のいくデザインを出せて
すぐにグァンス君に知らせたい気持ちを抱えて家に帰った。
そっと寝室に入るとグァンス君はぐっすりと眠っている。
我慢ができなくてそっと髪に頬に
こっそりKissをした。
グァンス君は私のKissに反応して、寝ぼけながらいつも腕枕をしてくれるその手で
一生懸命私を探してる
…
大好きな人の肩に毛布をかけ直しながら
私はまた大きな幸せに包まれていた。
翌朝目覚めると
グァンス君はもう出かけた後で、
テーブルの上のクマのぬいぐるみは、なにやら手に白い紙を持たされている(*^^*)
それはグァンス君からのメッセージ…
葉子おはよう
ゆっくり眠れたか?
ムリするなよ。
いってらっしゃい。
昨日より
もっと愛してる。
Kwansoo
④に続く☆