⑦~
1ヶ月後…
舞台が千秋楽を迎えた次の日
私たちは婚約を発表した。
事務所、メンバー、ファン、マスコミから
私たちの婚約は祝福を受けた。
今日は待ちに待った結婚式当日。
挙式の前にふたりで婚姻届を出しに行く(*^^*)
急かす私にソンジェさんはなんだかのんびり不満そう。
婚約発表から半年たったことが気に入らないらしい(*^^*)
「すぐに結婚できると思ったのにぃ」
ふたりの家の玄関でぐずぐず言ってて
なかなか靴を履いてくれない。
「ソンジェさんドラマが大変だったでしょ。
私も舞台の追加公演があったし、しかたないですよ!!ほら早く…」
「そうだけど…
今ここでKissしてくれたら許してあげる」
って、もうわけがわからない(*^^*)
「いいじゃん。お互い独身時代の最後のKiss*^^*」
…しかたないから
超最速でほっぺに短いKissをしてあげた。
「今のKissのつもりぃぃ?」
ってソンジェさんは
何にしてもじゃれじゃれ絡みついて離れないみたい。
「ちゃんとしたのは後でするでしょ」
この私の言葉は気に入ったよう(*^^*)
「神様も嫉妬するくらいの誓いのKissをしないとね!!」
って、薄目で睨んでたのにもう微笑んでる。
「私たち夫婦になるんですね」
「この家に帰る時には
同じ名字になってる」
よろしくお願いします
こちらこそ
いろんなことがあった…
そのどれもが
今日に続く道だった。
その記憶すべてを携えて
私たちは今日結婚する。
「さっ行こうか」
ソンジェさんは私の手を待つようにひらひらさせる。
私はその手に自分の手を絡めた。
「葉子のこの手を絶対に離さないから」
たとえ二人が年をとっても?
「当然でしょ」
永久に眠る時でも?
「その瞬間も俺たちはいっしょ」
私たちは微笑み合って
同時に同じ言葉を口にする。
「愛してる」
その言葉が合図になって
玄関へ続くドアをあける…
一歩踏み出した先につながっているのは
愛と希望に溢れた
私たちの新しい未来…
私の彼は超新星
ソンジェストーリー
END☆