朝起きて隣を見ると今日もグァンスくんはもういない。
デジタル時計はぱらりとAM7:00を指した。
今日はホワイトデー
でもグァンスくん
最近忙しいからなあ…
何となく寂しい気持ちでキッチンに向かうと
思いがけず出かける前のグァンスくんに会えた。
グァンスくんも同じこと思ったかも。
私に会えたグァンスくんもまたいい笑顔(*^^*)
「トースト焼くけど葉子も食うか?」
「うん!!じゃあ甘いスクランブルエッグ作るね」
忙しくても
なかなかふたりでゆっくりできなくても
会えるとうれしい(*^^*)
朝早くだったり
夜遅くだったり
それは短い分だけ
特別感を増して
確かな絆になっていってる気がする。
「今日はホワイトデーだからいつもより早く帰るな」
ほらやっぱりきちんと伝わってる(*^^*)
「料理とか何もしなくていいからただ家にいてくれよな」
「今夜はいっしょにいられるの?」
いつも寂しい思いをさせてごめんな
そう言って
こうやって
甘いKissしてくれるから…
…?
グァンスくんの唇はいつもならもうとっくに触れてるはずなのに???
片目で様子を確認すると
すごく近くにグァンスくんがいてじーっと私を見てる。
「あれ?しないの?」
「…したかったか?」
したかった。
…でも言えなくて
そんなつもりじゃと言いかける。
「じゃあしたくなかったのか?」
そんなわけありません。
グァンスくんは私の反応をさり気なく、でもじゃれるようにこうやって楽しんでるんだ(*^^*)
帰ってきたらいっぱいしような。
だから今は
頬にこのくらいの
軽いKiss…
みたいに
それも短い分だけまた特別で(*^^*)
……クラクラしちゃう。ああ夜が楽しみ(*^^*)
なのにこの日の夜私に
何時になるかわからないという仕事が急に入ってしまいます。
でもそれはそうなった時から水口さんぐるみのサプライズで
グァンスのサプライズ…
そのスケールの大きさに
いいのに~
そこまでしてくれなくてもぉ~でした。
ここまでしてくれなくても~で、私なら芯から楽しめませんが
ゲームの私は涙を流して喜ぶ…
「このマニュアルを読んでいる人は、副操縦士を
ぎゅっと抱きしめる」
とかの指令も出るし。
数カ月も前から時間を作って練習して苦労して
免許を取ったなんて…
②に続く
☆☆☆☆☆☆