⑤私の彼は超新星グァンスFinal Loveストーリー | S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

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超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/

④~
ふいに温かいものが肩を覆った
続いてふんわり
大好きな香りが私を包む…


「やっと見つけた」

その声はずっと私を支えてくれた人の声だった。


そのまま背を屈めて
私の肩口に顔をうずめたままじっとしているグァンスくん

胸がいっぱいだし
すまなすぎて
グァンスくん…としか言えない私


波の音がふたりに静かに届く

先に口を開いたのは
グァンスくんだった。


いやな思いをさせてすまなかった

遅くなってごめんな

怖かっただろう?

…ケガしたところが
痛んでいるはずのグァンスくんは
私のことばかり。

心配そうに顔を覗き込んで頭をなでたり
頬に触れたり

グァンスくんの顔が遠慮がちに近づいた。
一瞬止まったのはケガが痛かったの?
私の顔をもう一度近くで見たかったの?

やさしくて長いKiss

温かい涙が頬を伝った
私のものじゃない…
グァンスくんの涙?

無事でよかった
何かあったら俺…
どうすれば…

涙声で頭を引き寄せ
私の額に何度も何度もKissをしながら
今葉子を抱きしめたいけどそれができないと
グァンスくんはとても悔やんだ。


「ケガのこと何も知らなくてひどいこと言ってごめんなさい」

「黙ってて寂しい思いさせてごめんな」

私たちはしばらくお互い謝ってばかりだった。


…どうしてここがわかったんだろう。
それは海で真珠を見つけるより大変なことなのに

グァンスくんにそう聞いてみると
自分でもわからない
葉子はここにいる
そんな気がしたんだ
と答える…

「愛の力ってやつだな」
しみじみかみしめてそう付け加えたグァンスくんの言葉に
本当にそうだと納得した。
グァンスくんの愛の力に私は何度助けられたことだろう…


グァンスくんのケガに
そっと触れる。

痛みを共有するように
痛みが治まるように


そっと両手で包んで
「グァンスくんに嫌われて二度と会えなくなると思ったの」
…小さな声で囁く。

「そんなことあるわけない」
…グァンスくんはさらりと言った。


探して探して見つけられなかった記憶が
探して探して見つけることができた記憶で塗り替えられて…


もう絶対に俺から離れないでくれと懇願されて…


これからも

グァンスくんの愛の力に

身を任せていたいと

心からそう思った。



⑥(終)に続く☆


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