⑥(終)私の彼は超新星ジヒョク☆秘密のラブレッスン | S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/

⑤~
「ねぇどうして髪もメイクも元に戻ってるの?」

ジヒョクくんはそんなことをあまりにもあっさりと言う。
私の気持ちも知らないで…

「私のことなんかどうでもいいんでしょ」

「そんなこと一言も言ってないじゃん。今の言葉取り消してよ」

「ジヒョクくんは何もわかってないからそんなこと言うんだよ」

もう止まらない…

どうせ今もホントは新しいモニターの子で頭いっぱいなくせにーーとかなんとか酷いことをたくさんぶつけた。

私のことただのお客さんだと思ってるジヒョクくんなんてイヤ

すぐそこまで来ている「その時」が恐ろしくもなって
呼び止めるジヒョクくんを振り切って私はその場を逃げ出した。


もうぐちゃぐちゃ…

サロンのすべてを封印しよう…
サロンを思い起こさせるものは処分したい。
部屋でひとりもくもくと

チラシとか
アンケートとか

ん?記入してなかったアンケート…これはデートの前の日の分だったっけ

「……」

書かれていたのはジヒョクくんからのメッセージ…

『…もうすぐモニターを卒業になっちゃうけど、俺は葉子ちゃんにこれからも会いたい。これからも俺と会ってくれますか?』

そんな。

聞いてないよ。

知らなかったそんなこと思ってくれてるなんて

会って謝らなきゃ。
焦る気持ちを押さえながら、丁寧にメイクする。

ジヒョクくんが教えてくれた通りに。ひとりで。自分の力で。


サロンのいつもの個室
驚きながらもジヒョクくんは
こっちに座ってと私をやさしく受け入れてくれた。
あんなにひどいこと言ったのに…

ひたすら謝る私に
顔を上げて…大丈夫だからとジヒョクくんはいつもの素敵なジヒョクくん。

「私新しいモニターの子にヤキモチやいて…」

「その先は俺から言わせて」

ジヒョクくんは私の言葉を遮ぎると真剣な眼差しで私に言った。

「葉子ちゃんのことが好きだよ。恋人になれたらいいなって…」

「…そんなそぶり見せなかったのに」

「先輩とのキズが癒えるまで一番近くで見守るって決めてたんだよ」

差し出された手に手を重ねて応える。

引き寄せられてあっという間にジヒョクくんの腕の中…
いつも近くで感じていたジヒョクくんの香り…
極上の愛に包まれる。

「両思いなんだからいいでしょ」
うれしそうなジヒョクくんの声が頭の上で響いた。

きっと私を見てる。

見上げると
大好きな人の笑顔があった。



END☆