③私の彼は超新星☆グァンスひと夏のラブストーリー | S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

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超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/

②~
いつも見てる…
砂浜の中心
膝を立てて
膝のところで両手を組んで。

…感動したって言われた時うれしくて心が震えた。
サーフィンにどれだけ情熱を傾けてきたかとか
波に対する敬意とか
すべてが海にあることとか

それをたった一度のライディングでわかってくれたって思って驚いた。

でも一番驚いたのは
「手伝ってくれないか」
そう自分が口にしたこと…
あんなに素直になれたのは久しぶりだったから。

直感だとか運命だとか
よくわからないけど
ただいっしょにいたいって思っただけかもな。


波を見据え波筋を捉え
一瞬渾身の力で身体を支え、スッと波の上に立つ。

バランスを取るというよりは
波がこちらに添ってたなびくように…

納得の行くライディングができた時も
上手く乗れずに
波間から顔を出した時も

何をしても
ただじーっと見てる。

…大丈夫かな?
ずっと日にあたって。
影に入ってろって
後で言わなきゃな。

by グァンス


大会まであと2週間…
ずっといっしょにいるからグァンスさんの体調から何からこの頃は一目でわかる。

3度の食事とかホントすまないなって。お礼しなきゃなって。
グァンスさんはよく言うけど
好きなの……
好きでやってるの。

でもどうしてもって言うから
日焼け止めのローションを塗ってと頼んだ。

「焼けたな…最初来た時は真っ白だったのにな」
ローション越しの大きな手のひらが丁寧に丁寧にヒタヒタと背中を滑っていく。

「だから影に入ってろって言っただろ?」
そう小さい声で呟くグァンスさんの髪を縛った横顔とか
白い方が好きだったの?って聞かれて照れまくる表情とか

その一瞬一瞬が胸に迫っては刻まれて
残っては戸惑って。

だってこれって大会までの?沖縄にいる間だけの関係になるんじゃないの?

自分の気持ちがまだ曖昧な分
状況や相手の気持ちのせいにしてかわそうとする…
そんないつものよくないクセがちょっぴり今の私を救ってもいた。

今は心のままに漂っていよう…
そう思えたのは
グァンスさんがソンジェさんの車を借りてドライブに連れ出してくれた時。

ニライカナイ=理想郷をふたりで臨む。

「海のかなたにある世界」だとグァンスさんが教えてくれた。

海のかなたの世界…

大会に優勝したら
そこに行けるかもしれない。

海のかなたの世界なら
ずっとずっと
いっしょにいられるかもしれない。


④に続く☆