⑥(終)私の彼は超新星☆グァンスひと夏のラブストーリー | S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

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超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/

⑤~
生まれたばかりの月が
暗い海に写ってキラキラ揺れてる。
私の大好きな景色。

「グァンスさん、私…」

「俺さあ」

思いきって切り出したのに
グァンスさんの言葉で遮られる…
「俺、海外に行こうと思う」


優勝でやっと付いたスポンサーの都合で
拠点を海外に移すことになるらしい。


…好きって伝えて変わるものがあるかもって思ってた。

葉子は勝利の女神だな~なんて言われて
ずっと一緒でいることはふたりの願いだと…。
グァンスさんも同じ気持ちなんだと…。


告白の前に告げられたのはグァンスさんのやさしさかもしれない…
でも行き場のなくなった「大好き」は空中を漂って


見つめることもできない
歩き出すこともできない
とどまることもできない


忘れるなんてできないよ…
心の中で小さく叫ぶ。


すると、まるで聞こえたかのようなタイミングで
「待っててくれないか」って言われる。


夢を追いかける俺を待っててほしい
葉子はいつまでも勝利の女神だからな
帰って来るならお前のいる場所がいい…

いつもの強気なカンジとは全く違う穏やかな声
弱気な表情


「…はい」

そう答えた私は
あなたにどう写っただろう。

うれしそうに微笑む。
ガバッと抱きつく。
ギュッと抱きしめる。
いつまでも
どこまでもあたたかい。

ああこのぬくもりがあれば
どんなことでも乗り越えていけそう…


ラストシーンは
一年後の空港

夏の長期休暇を利用して滞在中の大好きな沖縄…

今日は大好きなグァンスさんが休暇で帰って来る日…
ハワイからの便
早く来ないかなあ(*^^*)

到着の遅れを示す表示の点滅で
会えるのは一時間先になりそうだと知る。



ベンチに座って携帯を開くと
黒のニット帽子をかぶったグァンスさんが
私を見つめて微笑んだ。
木の下に立って爽やかで涼しそう(*^^*)
やさしそう(*^^*)
この写真大好き(*^^*)


……
「画面の俺ばっかり見るなよ」

えっ?

「…グァンスさん!!」

びっくりしすぎて
ニット帽の爽やか笑顔がそっくり(?)で

見比べちゃった。
待ち受けのグァンスさんと
いつの間にか隣に座ってる本物のグァンスさん。

びっくりさせようと思って
ひとつ早い便で帰って来たらしい。

耳元で囁く「ただいま」は不意打ちすぎて…
反則すぎて…


すぐに言えなかった。

「おかえり」って。



END