コンドミニアムのソンジェさんはいきなり私に取り引きを持ちかける。
「宿泊代を安くするから
恋人になって」
えっ!?こいびと?
私の驚いた様子にすぐに受け入れてもらえそうな表現に変える(萌)
恋人っていうか…その…
俺の話し相手になってほしんだけど萌萌萌
そう言われて安くしてくれるならと私は引き受ける。
出会ってすぐなのに
なんだかすっかりソンジェさんのペース…
すぐに洗濯にそうじを当然のようにさせられるようにもなっちゃって。
恋人になって~って
身の回りの世話をしてっていうことだったのかもってなんだかとてもイヤな予感。
ある日小学校の先生をしているユナクさんが
子どもたちが遊びたがってるってソンジェさんをよびに来る。
葉子さんもどう?って言われて行きたくて行こうとすると…
「ダ~メ。葉子ちゃんはまだやることあるでしょ」って置いて行かれちゃう。
…えっ?やることって
洗濯やそうじ?
ずっとここでこんなことしなきゃいけないの?
もう限界!!
私は置き手紙をしてコンドミニアムを飛び出す。
…歩いても歩いても
建物らしいものさえ見えてこなくて
他の所に泊まればいいやという考えがそもそも甘かったのかもしれないって思い始めたり、
ガラス職人だというソンモさんに道を聞いたり、
へこたれたり、
なにやってるんだろって途方にくれたりします。
トランクに座ってうなだれることしかできない。
…
「こんなところで何やってるの?」
「ソンジェさん…」
はあはあ息を切らして
汗びっしょりで
置き手紙を握りしめて…
オマケにソンジェさんは右と左のビーサンが微妙に違ってる^^
傷つけたんなら謝りたいって
すごく素直だし。
「一緒に帰ろう?」
「…はい」
コンドミニアムへの帰り道
初めてふたりきりで歩いた。
私に合わせてゆっくりと…
さりげなく荷物も全部持ってくれたし…
イジワルverじゃなくて
こんなやさしいverのソンジェさん、初めてかも。
戻って数日
恋人として大切にしていくという宣言どおり
ずっとやさしいverのソンジェさんのまま。
連れて行きたい所があるって連れて来られたのは夜中の小島
ソンジェさんの漕ぐ小舟で萌萌。
もうすでにロマンチックな白いテント&たくさんのキャンドルがセッティングされていて…
一度ひとりで用意しに来たのかな?(*^^*)
続く☆