④私の彼は超新星☆ソンジェひと夏のラブストーリー | S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

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超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/

③~
最後の線香花火が
ぽとりと落ちた。

赤い塊は砂の上で
再び小さな小さな光を放つ。

「…粘り強いなこいつ」

ずっと黙ってたソンジェさんがそう呟いて
ふたりで笑い合った。


「帰ろっか」

花火のもえかすの入ったバケツを持ったソンジェさんは反対側の手を差し出す。

手を添えるとギュッと包まれた。
それはそう想定の範囲内の出来事で…
想定の範囲外のことも少し望んでいる自分もどこかにいるけど、
でもとてもとてもしあわせ。

ソンジェさんへの想いはもちろん
ソンジェさんからの想いも
期間限定ではないかも?そう思い始める。


ところが
ひと波乱…

ある日コンドミニアムに見知らぬ影が…

ソンジェさんと何やら親しげな
幼なじみだというスジョンというきれいな女性。

「あなたソンジェの期間限定の相手なんでしょ」って言われる。

…この人には話してるんだね。ホントのこと。

それだけでも一気に不安が押し寄せちゃったのに…

ハイビスカスのこと

ソンジェさんが大切に育ててる秘密たっぷりのハイビスカスのこと、
スジョンさんが言い出すもんだから…

このハイビスカス私が植えてあげたの
なんて言い出すから…

「ソンジェ大切にしてくれてるんだ」なんて言うから…


私に敵対心丸出しで
本物の恋人が来たから
偽物はもういらないのよなんて言われるし。

私がソンジェの大切な花なのよとかも言われて。

いいや私がソンジェの大切な花なのよぉとも言いきれずに

…私はかなり凹む。



ああ何度考えても
引っかかるのはハイビスカスのくだり

悶々 もんもん モンモン

誰にも触らせずあなたの手で
大切に大切に育てられてるハイビスカスに?

それをあげたというスジョンさんに?

やきもちやきは私だね…



「ここにいた」


振り向かなくてもわかる…
拗ねたような
甘えたような
大好きなあなたの声。


「夕日見たかったから…」

振り返らないまま私は答えた。

「夕日とっくに沈んでるよ」

涙が出そう。


「スジョンになんか言われた?」

そんなやさしい声で。


でもハイビスカスがあれだし…
私のこと期間限定の恋人だってあなたあの子に言ったでしょ…って
心の中が

悶々 もんもん モンモン


そうなの?
恋人ごっこなの?

確かめる方法はひとつしかない…

私は
大好きな人の心に踏み込むような
あるお願いをする。

続く