⑤私の彼は超新星☆ソンジェひと夏のラブストーリー | S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

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超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/

④~
約束の時間にソンジェさんはもう来ていた。

約束の場所…庭のハイビスカスのところ
丁寧に花がらを取ってる。

ひとつひとつ

葉と元気な花をそっとかき分けて
命の終わった花たちをそっとそっと取り除く。

いつもそう…
なぜソンジェさんは
ハイビスカスの前では寂しげな顔をするんだろう?


私に気づいたソンジェさんがこっちを向いた。

私はわざと視線を反らしてハイビスカスを見つめる…

願いを込めて
祈りを込めて


「私にも…
私にもお手入れを手伝わせてもらえませんか?」


触らせてくれたら告白を…
触らせてくれなかったら…?

心が残ったまま
離れるしかない。

そう決めていた。



長い沈黙の後
ソンジェさんが
ふっと力を抜いた気配。

力を抜いたのに空気はピンと張り詰めて
私は次の言葉を読み解いてしまった。


「ごめんムリかな…」

「どうしてもダメですか?」

「ごめんね誰にも触らせたくないから」



…それから
大切な人からのおくりものだからですかって聞くと、
どうして知ってるの?って驚かれたり

スジョンさんのこと
もっと見てなきゃダメじゃないですか~
大切な人なんだから~
(私と仲良くなんかしてないで~)とか言ったり、

えっ???
どうしてここでスジョンの名前が出てくるの?
何か勘違いしてない?って言われたりする。



してません

明日帰ります。
1カ月間本当にありがとうございました。
とっても楽しかったです。


そんなだれでも言えそうな言葉で
大切な大切な…
この1カ月を私は締めくくる。


いっそ彩りも与えず。
無機質な日々として。
呼び覚まして懐かしむことのないように。




「俺の話聞いてよ。このハイビスカスは…」

「もういいですから」

よくない
聞けって!!


…ここら辺りから
私を自分のものにするまで萌
ソンジェは時々感情的になります必死です萌萌萌



聞けって言われても
私は聞かない。

そんなに振りほどかなくても
振り払わなくても…です。

もうどっちでもいい
明日には終わる関係だから私たちは~とか言って。




「だったらどうして泣いてるの?」


やさしい声に
振り返りそうになる。


蒼い水槽も
オレンジの海も
ビーチバレーも
線香花火も

思い出すのはもうおしまい…
心の扉をパタリと閉めて
ハイビスカスの前から
私は離れた。



⑥に続く☆