③私の彼は超新星ソンジェ☆トライアングルラブ | S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

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超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/

②~


ノートパソコンとガラス製のりんごのペーパーウェイトがひとつだけ…

どんなに忙しくしていてもソンジェさんの机は帰る時にはいつもこの状態になっていた。


…朝
まだ誰もいない会社のキリッと冷えた空気の中で、誰よりも早く出社して部屋を丁寧に隅々まで磨き上げる。

それはグァンス社長の部屋にいる時も
ソンジェさんの部屋にいる今も変わらない私の習慣

まず一番に
きゅっきゅとソンジェさんの机を磨く…


3日くらい前からはここに小さなキューピーさんが加わった。

「あーこれ、葉子ちゃんに似てる」って
ミネラルウォーターのペットボトルに付いていたものをうれしそうに裏表入念に眺めてから
机の隅っこに…

そのままそこに置かれたまま。



小さなキューピーさんを一旦つまんで机の上を拭く…

ソンジェさんの秘書になって一週間
意外と言えばあまりに意外なソンジェさんの仕事ぶりに私は正直驚いていたし見直してもいた。

視野が広くて客観的。
店舗ごとに足を運ぶ緻密さやどんなに小さな仕事を請け負っている隅々の人の気持ちまで考慮するあたたかさや繊細さまで
ソンジェさんは持ち合わせていた。




あの日…ソンジェさんの秘書になると言った次の日…

ソンジェさんは
机も荷物もすべて運んで来たからね今日からよろしくと自分の机に座ったままサラリと言った。


ソンジェさんの秘書になったのは自分の意思だったけど、それまでの経緯とか…
机とか荷物とか…

なんとなくその強引さにはまだ戸惑いがあったから

だからどちらかというとちょっと挑戦的に
「聞いてもいいですか?」
そう私は話しかけた。

そして私を秘書に指名した理由を聞く。


ソンジェさんはちょっぴり焦った様子で
うーん…とか、あーとか言いながら
どうして私を指名して一歩も譲らなかったのかを早口で説明した。


買いかぶりすぎてる…
そう感じながらも期待には応えたいと
あの時素直に私は思った。



ソンジェさんがどんなことを望んでいるのかをしっかり見極めて柔らかに行動していきたいな…

ソンジェさんの右腕となり、時にはブレーンになれる私でいたい…

机の上のキューピーさんをソンジェさんが置いていた場所にそっと降ろしながらそんなことを改めて思う…


そのタイミングでソンジェさんが入って来た。




「おはよう‼︎今日も早いね」



「はい‼︎おはようごさいます‼︎」



いつもの朝…
いつもの二人



ソンジェさんは
「おっ?今日も元気だね」って柔らかに言いながらまっすぐそのまま自分の机に向かった。


鞄から出した資料で机の上はあっという間にいっぱいになる。



私は
コーヒーを出す。



ソンジェさんは
「ありがとう」と言ってくれる。



これもいつもの朝…
いつもの二人



ソンジェさんは、必ずやっていることを一旦やめて私の顔をみてやさしく微笑んでありがとうと言ってくれた。



「ソンジェさんはそういうとこズルいですよね。」
もうこんなことも私は言える。


イジワル言ってばかりだけどこういう時にはそうやってやさしくするし。
不思議ですよ。
自己中心的なのか
思いやりがあるのか
わからなくなる…と私は真剣に訴えた。


するとソンジェさんは

「せいぜい困惑してくださいよ。
そうやってもっと俺のこと知ってよ」


なんて言う。




そのまま
資料の山から私に目を移したまま
じっと見つめたりもする。



私は目をそらそうとする。




「聞いてもいいですか?」



「えっ?」



「君がそう聞いて来たんだよ。ここに移った日に…
だから今度は俺の番…
聞いてもいいですか?」



聞いておいて

答えを待たないで

ソンジェさんは


「君にとってグァンスが大きな存在になったきっかけは?」


そう言った。




④に続く☆





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