おめでとう キミが生まれた
この日この時が特別な一日になって~♪
グァンス‼︎‼︎
お誕生日おめでとう\(^o^)/
…24時間じゃ足りないけど 今日が終わるまで大切なキミと一緒に過ごすBirthdayを楽しみたいな♪
後、ちょっとしかないけど^^;^^;
いつものようにBirthdayストーリーを書きました。
よかったらどうぞm(_ _)m
間に合った~\(^o^)/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
厚い一枚ガラスから温かい光が入ると窓を背にした6人がただ黒く浮かび上がる。
シルエットだけで私はすぐにあなたがわかった。
早朝から始まった撮影はまだまだゴールまで5分の1の位置。
特に今日はずっと続いてほしくて同時進行の編集作業のモニターを何度も何度も確かめた。
こうして同じ空間に居られるだけでいい…
普通に話もできるし。
服装の乱れを確認しているふりして見つめることだってできる。
特別な日だからってそわそわしながらも
側でみんなと一緒に笑い合うこともできた。
お昼の休憩はケータリングのメニューからあなたの好きなものばかり選んだスペシャルなプレートを…指輪とブレスレットが置かれているところにそっと置いた。
そこに座ってくれただけで気持ちが繋がった気がしてうれしかったし
残さず全部食べてくれたらくれたでもうすごくすごくうれしくて。
みんなでおめでとうの乾杯もしたし…
素敵な笑顔もたくさん見れたし…
でも今日も目が合うことは決してなくて。
だからこれ以上は何もしない。
もうそれでいい…
あと少しで今日が終わってしまうという時間に撮影は終わった。
ああ生まれ変わったら重いものを持たなくていい人になりたい…
それにしても重いなあ。
使った衣装が入った鞄がひとつ。
使わなかった衣装が入った鞄が3つ。
重い重い
寒い寒い
眠い眠い…
今感じたことだけを言葉に変えて
頭と心で何度も何度も繰り返す。
裏口の分厚い扉はいつも以上に軋んだ鈍い音を立てた。
重い寒い
眠い重い
寒い眠い…
それ以外は何にも思わなくてすむように
それより他に何も感じなくてすむように
寒い重い
重い眠い
寒い重い…
…
「もう帰れるのか?」
その声は扉の音の余韻に消されそうなほど小さく届いた。
扉を開けると帰ったはずのグァンスさんが立っていた。
「あ…おつかれさまでした…」
ヘンな声が出てしまう。
「……」
「それと…お誕生日おめでとうございます。あっ…さっきもみんなで言いましたよね。でももう一度…おめでとうございます。」
「ああ」
「……」
「それ…さっきと同じ…おめでとう…なのか?」
「えっ?」
「その…。…みんなと同じ…なのか?」
広い暗い駐車場にグァンスさんの車と私の車と。
下を向いて車のキーをカチャカチャと鳴らすあなたを見つめる…あなたが顔を上げる瞬間に私は目をそらす。
勢いを付けて…
思い切って…
「みんなと同じじゃありません」
そう言って真っ直ぐあなたを見つめた。
「やっと目が合ったな」
えっ?
えっ?
えっ?
「…お、お誕生日おめでとうございます。」
「ありがとう…ケータリングも……
いつもいろいろありがとな」
「……」
やだ、何で涙が出ちゃうんだろう?
「あっ、ごめん…」って言って。
鞄を4つ、私から奪い取って持ちながら。
「重すぎて…」
ホントに重すぎて泣いてるのかもしれない。
あなたの次の言葉を待つ…
「よかったら今から飲みに行かないか?」
今年の誕生日の終わりに
葉子の時間をプレゼントしてほしい…
おいしい料理も食べることができるバーを予約してあるんだと
またあなたは下を向いた。
END
今日の寝る前の一曲は
♪「Millon Dallar Baby」
大好き‼︎
カウントダウン238
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