⑧(完)私の彼は王子さま(282) | S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

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超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/

⑦~


待ちに待ったユナク兄さんからの連絡が来た。

『俺のこと奪いに来てよ』

そんな超強気な手紙を書いておいて…



信じられない気持ちと

不安な気持ちで

カチャカチャとライターの火を付けたり消したり…

1回目の灯りでキミの顔を
2回目の灯りでキミの目を
3回目の灯りでキミの唇を
最後にそれらを全部思い出す

浸りたくて目を閉じた時にガバッと扉が開かれた。


横内教授の部屋であの日…

新しいお世話役の人を紹介すると言われて投げやりな気持ちで扉を開いた。

その扉の先にはキミがいた。

あの時もちょうどこうやって

少し驚いた表情でふたり顔を見合わせたよね。

もう今は自分の名前を名乗れなかったあの頃の俺じゃない…


会いたかった
大好き
愛してる
もう離れたくない
離したくない


たくさん伝えたいことはあったのに

結局何にも言えないままで

少しだけキミに近づいた。




こうやってまたふたりきりで会える日が来るなんて…

聞きたいことや言いたいことはたくさんあったけど、ソンジェさんを前にしたら言いたいことなんてひとつしかなかった。

ソンジェさんは一歩足を前に踏み出して私をやさしく見つめる。


「……奪いに来ました。」

「ん?なんて言ったの?聞こえないよ」

ソンジェさんがまた一歩近づく。

「ソンジェさんを…」

また一歩…

奪いに来ましたと言うより前に

抱きしめられて、

我慢していた涙が一気に溢れる。

心ゆくまで抱き合って

大好きって先に伝えたのは私…

Kissをしたのはソンジェさん…

ソンジェさんは手紙で、
私はこうして飛んで来て、
お互いに手繰り寄せた糸をきつくきつく…ふたりでもう一度結び直す作業はとても甘くて柔らかかった。


その後私はすっかり安心してソンジェさんを質問攻めにした。

ソンジェさんは、「それから?」「もうない?」って楽しそうに私の疑問をひとつずつ解決して行った。

「あの話」はすべてキミの早とちり
お見合い相手に自分できちんと断るための一時帰国だった
一緒に両親を説得してほしい…

ソンジェさんの話は、信じられないことばかり。

でも、「まだ、何がなんだかわからない?」って聞かれると
そんなことはなくて。

もう大丈夫…って、心から

ふたりの未来を思い描く時

私の未来にはあなたがいて

あなたの未来には私がいた。





ラストシーンは空の上…


日本へ帰った私たちは大学の構内でささいな言い合いをした。

そしてソンジェさんはお気に入りのベンチに逃げた。

「葉子ちゃんが俺をたぶらかした」

そんなことを。

「遅いよ」って私を待っておいて…

…人聞きの悪い。


ソンジェさんのご両親は、ソンジェさんが初めて自分で決断した意見を尊重したいと私たちのことをすんなり許してくれた。

「この先、どうなるかわかりませんが頑張ろうと思います。」

そんな私と横内教授との会話を聞いていたソンジェさんは

「まだわからないの?俺は連れて帰るつもりなのに?」って大げさに驚いた。
それから拗ねてベンチへ逃げた。


…私がベンチに近寄ると隣に置いた分厚い本を退けて、ポンポンとすぐ横を軽く叩いた。

お嫁さんになってくれないんだって項垂れて見せる。

…住む世界が違うということをお互いに感じてしまうことがたくさんあるだろう。

悪いけど俺は離さないよって、ソンジェさんはパッと私の膝に頭を置いた。

キミは何にも心配しないで今は俺の機嫌を直すことに集中すること!

そう言いながらすりすりって私の膝に少し生えてるアゴのヒゲを擦りつけて…

もう!くすぐったいって
一旦私はそれで落ち着いた。


「どうすれば機嫌直りますか?」

…その答えがヘリコプターで空の上ふたりきりだった。




帰れなくなったらどうする?とか

帰れない世界みたいだね!とか

ソンジェさんはしばらくはしゃいだ。

窓の外見てって宝石箱のような夜景を見せといて

「葉子ちゃん」って呼ばれて振り向くとすごく近くに顔があったりした。


ドキドキとハラハラと

わくわくとドキドキと


ソンジェさんの唇が重なると思った瞬間、すっと離れてしまう。


「ほしい?」


「そういうことを…」


「ほしくないなら…あげない」


Kissしてくださいっていう言葉の途中で、今までよりも強引なKissで唇を塞がれる。


やさしくなったり、押し付けられたり…
深くなるKissに、余裕は全くなかった。


離れて、ふふ…って
ソンジェさんが微笑む。


「覚悟してね。俺、愛し方の限度知らないから」


せっかく綺麗な夜景が見れるというのに、集中できない。


いつだってソンジェさんといると他には目がいかなくなってしまう。


何よりも魅力的で愛しい彼が


私の心をつかんで離さない……





END





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覚悟して。俺、愛し方の限度知らないから…


(≧∇≦)(≧∇≦)(≧∇≦)




カウントダウン
入隊から357日目
☆☆☆☆☆☆★

ソンジェ入隊中(2014.8.28~) 

ソンジェの今いる所(2014.10.16~)

ソウル警察広報団

[宛先]
서울특별시 종로구 사직로 8길 31
서울지방경찰청

홍보단 김성제

03169

除隊まで あと282日

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このヒゲでもすりすり

ソンジェが明日も
たくさん食べて
たくさん眠れますように♡

성제가 가장 멋지다고 생각합니다.

성제가 가장 피부색이 흰색입니다.

성제가 가장 노래를 잘 부릅니다.

성제가 가장 춤 잘 춥니다.


오늘도 당신이 가장 좋아했어요♡

안녕히 주무세요 ‼︎


☆☆☆☆☆☆★



今日の寝る前の一曲は

♪「僕をわかってくれるのは誰?」

⑦とか⑧のせつないシーンはこれを大音量で聴きながら書きました~

または「ハンマディマルルモッテソ」♪




やっとできた~\(^o^)/\(^o^)/

ゆっくりすぎる更新なのに…
しかもなっが~いのに…

最後まで読んでくださってありがとうございましたm(_ _)m





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待ってるね♡