ソンジェ王子の住む国は
シルク国っていうんです。
その名前が小さい子の好きそうなアニメみたいでピンと来なくて
私の彼は王子さまソンジェストーリーには登場させませんでした。
手紙をもらった次の日にユナク王子と一緒に飛行機に乗って、日が暮れる時間に着いたんだから日本からはあまり遠くないアジアの国と思われます。
どんな国なんだろう?ってお城の写真いろいろ見てて…これは絶対ソンジェさんの国にあるお城だって思うものを見つけました。
解説の英語を翻訳機にかけたらなんだか怪しい文章で、はてな?な部分も多いけど
2番目の王が…とか。配偶者のために…とか。最愛の…とか。病弱な…とか。
もうすご~く妄想掻き立てられてしまったのでm(_ _)m
…
…
シルク国はものすごく寒くて
影になるものが何もない温かいお城を
2番目の王子は異国の地から自分のためだけに身ひとつで嫁いで来た最愛の妻のために建てたんです。
でも自分たちで使うのは建物のほんの一部…
毎日ふたりで散歩するための吹き抜けと海が見えるバルコニーだけ。
後は国民に開放していました。
しかもその場所にはとてつもなく大きな食堂があって、朝、昼、晩と栄養たっぷりの食事が無料で食べることができるようになっていました。
貧しい者も病気で働けない人々も
食べる物には困らない暮らしができていました。
そんなやさしい王子さまのために、人々は無料で食べる代わりに惜しみない労働力を捧げます。
力のあるものは肉体労働を
動けないものは知恵を存分に使って
国民みんなで幸せになろうとする風潮が広まり、誰もが笑顔で暮らしていました。
でも慣れない土地と気候に、お妃さまは病に倒れてしまいます。
それを知った人々は自分たちに開放してくれていた、景色の一番いい部屋を力を合わせて心地よいふたりの寝室にしました。
お妃さまと、片時も離れない王子さまのために…楽器ができる者は安らぐ音色を
歌が歌える者は歌声を交代で少し遠くで奏で続けます。
でも悲しみにくれていた王子さまは病気のお妃さまよりも元気がなくなってしまいます。
王子さまはある日、そんなことではお妃さまの体がもっともっと悪くなってしまうよと国の子どもたちから言われます。
お妃さまが大好きな歌が流れて来た時に、最愛のお妃さまの髪を撫でながら王子さまは小さな声で一緒に歌ってみました。
それはそれはみんなが驚くほどの美しい歌声で…一日の大半を眠って過ごすお妃さまも、楽器を奏でる人々も、歌を歌う人々も子どもたちも、誰もが聞き惚れてしまうほどでした。
王子さまの願いもむなしくある日お妃さまは死んでしまいます。
お妃さまのベッドサイドでずっと看病していた王子さまがついうとうととしている間に旅立って行きました。
悲しみにくれる王子さまはヒゲも伸び放題…歌うことも忘れ、見る影もないほどやつれていきます。
お妃さまがとても可愛がっていた男の子が見かねて王子さまにあることを話に来ました。
男の子の名前はゴニル。
もっと悲しくなるかもしれないけど…って躊躇いながら…
あの朝、早くに目が覚めて
お妃さまの様子を見に行ったら小さな声で呼ばれてね。
お願いがあるのって言ったんだよ。
そこにある私のストールを眠ってる王子さまにそっと掛けてほしいの、私はどうしてもできないからって。
だから僕はうたた寝をしてる王子さまにストールを掛けた…
お妃さまは、ああ、よかったって…すごくすごくうれしそうに笑ったんだよ。
だからあの朝、お妃さまはとっても幸せなまま旅立って行ったと思う…
…それを聞いた王子さまは、自分が幸せでいることがお妃さまの願いだと気が付きました。
身寄りのないゴニルを引き取り、大切に育ててずっとずっと仲良く暮らして行きました。
今晩はお妃さまが大好きだった、海に丸い月が写る晩…
バルコニーで王子さまがコンサートを開きます。
人々を招いて、一晩中
その美しい歌声を海と星空に響かせましたとさ。
END
綺麗な写真からここまで妄想が膨らんじゃった…
ゴニルと一緒だからソンジェ王子はきっと幸せ^^
王子さまの配偶者はお妃さまっていうのかなあ???
その他、ツッコミどころ満載な
お伽ばなしでしたm(_ _)m