このところ、楽器入門書をみるのが密かな楽しみになっております。
ごくごく一般的な目線でということで、
図書館を物色します。

主催してる「スタンダードジャズ勉強会」に集まってくるみなさんが、
どんな生い立ちでジャズをはじめたか、
どんな入門書を読んで、伸びたか、つまづいたか。
ものすごく興味あります。

ここで本の事を書くと、批判にもなりかねないので、あえて述べませんが
ピアノに関して言えば、みな苦労して書いている割には
いきなり難しくなるから、やっぱ習わなきゃダメだよな?との結論に達します。

また、ジャズで言えば理論書は必須なのですが、
肝心な事は書いてないなあ~と。

サックスなど管楽器もいちから独学でとなると、いい音にたどり着けるのかな?と
心配になったりします。

ドラムスなど打楽器になると、
入門書は中学あたりのブラバン対象のものになってしまったり。

習うとして、
とっかかりはどんな先生でもいいんだけど、
「なんか違うな」と思ったら先生をすぐ変えた方がいいです。

私が20の頃、先生の言う事が分からないのは、自分の実力がないからだと、
頑張って食いついて、その挙げ句、
ジャズが嫌いになってしまった事がありました。
今思うとさっさとやめて、他の色んな先生に習ってたら
自分の人生変わってただろうなととみに思います。

それから、楽器はあくまでも自分の「音楽」での
表現手段のひとつである事を忘れてはならないのです。

どんな音楽をやりたいか。
具体的なプレイヤーやCDがあると目的が明確化され、近づきやすいです。
が、
「サックスをやりたい」「ピアノを弾いてみたい」だけでは、
長続きしません。
人によっては、特にサックスなんか、飾っておくだけでカッコイイので、
買った所で満足感フルになってしまう方も多いはず。

入門書はあくまでも参考書であって、やはり「百聞は一見に如かず」である事を
執筆者はよーく自覚してるだろうけど、
入門書はどんどんあの手この手で出てるんですね~。

だから、面白くて、つい図書館に通ってしまいます。