昨日は主催している「スタンダードジャズ勉強会」のメンバーねおみさんの、
なんと「ジャワ舞踊」のライブだったので、風邪引いていたにも関わらず観に行きました。
「お能とジャワ舞踊と」それぞれ終盤にワークショップがあるイベント、

私はどちらも観た事が無いので、とても興味深かったです。

ジャワ舞踊はまず女性の踊り、その後男性の踊りを見せてくれました。
きらびやかな衣装と、ずっと中腰での静かな動き、
もっともっとガムラン音楽でうるさいのかとおもってたら、
とても上品なお能に通じる動き。美しかったです。

お能は「仕舞」といって、お面も衣装も無く、紋付袴で行うものでした。
シテ方の柏崎真由子さんは、いざお能となると、
脳みそに響きそうな太くたくましい声を出すのでビックリしました。
その動きも「静」が基本なので、いざいざいざ!と前に歩んでくると、
とても迫力あって「コワイ」
最初に踊りの内容を教えてもらったので、
少しは謡の言葉も分かって表現の意味が分かりました。

しかし。会場に問題が有りました。
スタッフの一人が障がい児で、最初は静かに観てたんですが、
お能になったとたん、コワいせいか、奇声を発して会場内走り回り、挙げ句の果てには演者の前に突っ立ってみれない状態になりました。
それでも、お母さんらしきスタッフは「静かに」と言っただけで、言って手を押さえようものならさらに暴れだしました。

ノーマライゼイションの精神ということで、
障がい者と健常者がイベントを一緒に楽しむというスタイルはいいと思います。
しかし、きちんとした入場料を払って(私のライブより高い2500円)
みるものを阻害されるのはどうかな?と思いました。

演奏中、赤ちゃんが泣き出したり、泥酔したおっさんが叫び始めたら、
スタッフは外へ一旦出てもらうよう促すと思います。
しかし、この会場の場合、
最後まで会場内を我が物顔で行ったり来たりの障がい児はそのままでした。

私は風邪を引いてぼーっとしていたので、そのまま帰りましたが、
思い起こすと、あれはよくないな。
ノーマライゼイションといっても、私たちに静かにライブを観る権利もあるはずだけど、
どこまで妥協しなきゃならないのかな?と、実に腑に落ちない感で一杯です。

二度と私はここのイベントには行かないと思います。