小池純子p・柳原たつおb・井之上由美子voのトリオライブを観に行きました。

ヴォーカルが入ったときは
トリオと書いていいのかためらうのですが、
気持ち的にはトリオであります。
じゃないと、楽器は「伴奏」になってしまい、ゲスト呼んでの
「上等なカラオケ」に成り下がってしまうのです。
うちらは上等なカラオケを目指して日夜楽器練習してるわけではないので、
ここにこだわるわけなんです。

井之上voさんはこないだライブ共演させていただいたので、
小池さんとどういう風に演奏するのかがみたくてみたくて。

小池さんのピアノはとても上品で、完成度高く、素晴らしいです。
音色や音使いはとても参考になります。
CDばかりきいていると、音色やピッチ、ペダルの使い方など全然分からないので、
私は勉強のためもあり、ライブに通ってます。
ジャズをやりたい方、特にピアノの場合、
目からの情報収集のためにライブにくるのはとても大事だと思います。
収穫は歌伴のイントロ、エンディング。
今回またたくさんの「なるほど」を手にし、練習の指針がみえました。

柳原bさんとは一度一緒に演奏してみたかったので、いい機会でした。
お父さんベースって感じで、がっしり支えてくれますw

2部のラストがセッションタイムだったので、
小池さんと私が交代でピアノを弾きました。
ところが。。。
小池さんの演奏。
全くつまらなくなって埋もれたのがビックリでした。
あんなに歌伴で小粋さが良かったのに。
(あのせいダナ・・・。)

しかし、きいていたお客さんがみなプレイヤーだったとは。
なんか、純リスナーいないって、フクザツな気持。。。

今回私はCDから起こした、ちょームズイ譜面を持参しました。
もしかしたら柳原さんとデュオできるかな~と思って。
私は
セッションは自分の練習場と思い、
自分の得意なのを披露する場と考えないので、
ふつーの人には初見演奏絶対出来ない曲を持って行った訳ですが、
柳原さんがみんなでやりましょうか、というんで、

やりました。

ふつー言い出しっぺにテーマ取らせる(特に知らない曲なんか)んだけど、
tsさんたら出来もしないのに1小節遅れてテーマ取り始めて、
私の演奏は吹っ飛んでしまいました。
あっけにとられて、だったらアドリブやってみい!と譲ったら、
ぼーだちしてるから、バッキングしながら振り返って「ソロトラナインデスカ?」ってきいたら「さっぱり分からない」
後テーマも途中から入ってきてむちゃくちゃにしてくれた。

フロント楽器は必ず自分がテーマを吹くもんだと思い込んでるみたいですが、
そんなことないんですよ。
どうか、ピアノにもテーマを弾かせて下さい。

こういう憂き目に何度か遭遇しているので、
私がセッションホストする時は,
テーマは誰々、アドリブはこうまわして・・と指示します。
じゃないと、ピアノやギターは1回もテーマやリクエストが出来ないんですよ。

まあ、今回は井之上さんたちのライブが目的だったし、
柳原さんにムズイ曲をやってもらえたし、
イヤな事は忘れて、満足して帰りました。

さあて。こんばんは小田急相模原「take5」でセッションホストです。
このムズイ曲を相方の山村bさんにやってもらおーかなーと
ワクワクしてます。むふふふふふ。