5/2主人が山梨に出張だからついて行って、

主人の仕事中温泉にでも入ってこようと目論んでいたんだけど、

むっちゃ暑いから、美術館どう?って言われて、

山梨県立美術館に降ろされてしまったw

「バロックの巨匠たち」展@山梨県立美術館「特別展」

空いていた。

 

バロックといえば、バッハやビバルディとか音楽のことだけと思ってたら、美術の世界も確かにそうだなあw

でも、ベラスケス=麗子とか勝手につなげて思ってる私だから、

ここはきちんと時代考証もして見ておこう・・・。

16〜17世紀の話で、石造りの寺院とか大富豪とかでちゃんと保管してたから、こんなに綺麗に残ってるんだね。

日本は木の家で、すぐ燃やしちゃうからなあ・・・。

宗教画と言っても、クリスチャンでもない私にとっては、宗教という名を使って、

画家にヌードを描かせていたとしか思えないのですが、それも偏見か?

どうもしっくりこないのであります。

 

ピーテルブリューゲルになって、主役が村人になって、
人のサイズがいきなり小さくなって、たくさんいるのを見て、
ようやく共鳴できたかな。
そういえば、今国立美術館でブリューゲル展やってるけど、
こちらでは「17世紀初頭フランドル派の画家」作の「バベルの塔」が展示してあった。プラハ国立美術館蔵だが、ブリューゲル展の馬鹿でかいのをイメージしてただけに、絵自体かなり小さくてびっくりだった。そして、塔も小さい。ちょっと調べたくなった。

 


そして、「常設展」山梨県立美術館といえば、ミレーの「種をまく人」所蔵。
初めて本物見たけど、すごい暗かった。


種まきは夕方するのか?
ビデオ映像で、この美術館での「種まく人」修復の方法を写していたのだが、
ホール自体が明るくて、外の景色がガラス越しに反射して画面が全く見えないのだ。
観てる人がいないのをいいことに、いろんな座席に座って反射しない場所を探ったけど、どこもダメ。
せっかくのいい内容、

じっくり観賞してる人は私だけ。

思い切ってその場にいた学芸員にカーテンを閉めてもらうようお願いした。
で、見終わって私が席外したら、またカーテン全開にしてた。
この人たち、目的わかってないのか?
さらにワークショップと称して「ミレーを作ってみれー」という名で、
落穂拾いと、種をまく人をモチーフにした立体カードを作るコーナーがあったけど、

せめて台紙をワインカラーとか「名画」を引き立てる色にできないものか。

センス悪すぎで呆れた。

そんなことで、2時間半あっという間でした。

 

そのあとは「B級グルメグランプリ」に輝いた、

「鳥もつ煮」をそば屋「奥藤」で堪能し、Uターンラッシュを避けるべく、温泉には行かずさっさと帰ってきました。