副題「25000頁の王国」

(ステーションギャラリー版は、左下の黄色枠内横書き)

アウトサイダーアート(アール・ブリュット)の作家として世界的な評価を得ている。1864年にスイス・ベルンに生まれ、1895年から生涯を精神病院で過ごした。病院内で絵画や叙事詩の制作を自主的に開始し、1930年の逝去までに全45冊2万5千ページに及ぶ作品を遺している。

同展では、物語性を持った連作『葬送行進曲』『揺りかごから墓場まで』『地理と代数の書』『歌と舞曲の書』から抜粋した作品を展示。

 

いびつな曲線と正確な線の間を細い文字や数字、音符、動物、自画像などで

ぎっしり埋め尽くしているのだが、

全て新聞用紙に鉛筆と色鉛筆で描かれていて、イコンのような、古めかしい感じを醸し出している。

人の顔(それもこっちを向いている)が苦手な私は、そばによるとあっちにもこっちにも見つかって、怖い。とても耐えられない。

 

絵画とは私にとって安らぎであって欲しいので、

心臓をえぐるような有機的な形とか色は目眩さえして、とても耐えられなかった。

私が今までそんなに展覧会に足を運ばなかったのは、

そんな絵の中の怖さを見たくないというあたりだったんだと再認識した。

 

東京ステーションギャラリーは、東京駅の中にある。

行ったことがなかったので、いい機会となった。

シリンダー部分が階段になっていて、3階から階段を降りて次のフロアーに進む形になっている。

壁は当時のレンガそのままで、トイレもそんな感じ。

 

 

 

 

 

 

その後はおきまりの「東京おかしランド」で、カルビーブースの揚げたて「ポテリコ」とぐりこやの揚げたてアーモンドを買って息抜き。

開店当時に来た時はそれはすごい人だかりだったけど、空いてたなあ。

もう5年も前のはなしで・・・。