昨日の午後は、大月の事業所で峡東地区の方々と共創に向けて第一回会議。うちの協力隊も入って。

フルーツ王国山梨の中でも特に有名な峡東地区(甲州市・山梨市・笛吹市)は、桃、ぶどう(シャインマスカット、巨峰など)、すもも(貴陽など)、いちご、さくらんぼ、枯露柿などは人気。

来年に向けてまた楽しみがひとつ増えた。

昨日は、毎月開催される新規就農者の情報交換&懇親会。うちの法人からは私を含め3人で参加。今月は忘年会も兼ねていたため数十人が一同に会し、びっくり。

新規就農者でも農福でもない、野菜を買う側の我々も参加させていただいていることに毎回感謝。参加者の話や苦労はどれも生きた情報で、全部逃さまいとノンアル(烏龍茶)。

他にも野菜の流通を手がける業者さんからも情報やノウハウを教えていただく。生きた先生だ。彼らはライバルではなく、「一緒に東京の野菜を売ろう!」とこちらの質問以上の答えを惜しみなく出してくれる。到底真似できないが。

うちの地域おこし協力隊も刺激になっただろう。

弊社では、民間企業が作業の全てを自社で行うのではなく、その一部又は全工程を障がい者施設に外部委託(アウトソーシング)することによって、仕事の効率化や経費削減、CSR向上等をしていくという提案をし、その窓口事業を展開しています。

弊社でも障がい者施設(就労継続支援B型事業所)を運営しており、連携する他の福祉事業者にも声を掛けて、発注企業様のお手伝いをするとともに利用者さんのスキル向上と工賃アップに努めています。

スタッフたちにもこの取組みが浸透し、先日❗️専門員さんの紹介でスタッフが自ら新しい仕事を受託してきてくれました^_^

その前提として、実際にスタッフたちで作業をしてみてうちの利用者さんたちに合う作業か、時給計算してみて工賃アップに繋がるか等を検討した結果の報告を受け、私も契約にGOを出しました。嬉しいですよね。

ちなみに、弊社のB型事業所の利用者工賃が全国平均や他の施設より高いのは、このような取組みがあるからです。

ぜひ民間企業や自治体でもアウトソーシングを検討していただいて、障がい者の優先調達に関心を持っていただければと思います。
弊社が福祉施設事業を立ち上げた際、「居場所」と「出番」、そして将来的な「自立」をコンセプトに掲げました。大月市を中心に近隣(上野原市や都留市など)に住む障がい者が利用する山梨県の東部地域は、八王子市や都内に比べて福祉分野全体で大きく遅れており、新規参入の可能性は前々から承知していました。ただ、どうやってこれまである施設と差別化し、特色を出していくかのか。答えは簡単でTTP(徹底的にパクる)。都内では普通であって、山梨県ではどこもやってないことを弊社事業所(BE-JOY)でやる、だけなんです(メタバースや交通量調査は全国どこを見ても弊社が初めてでしたが)。

BE-JOYでは普段からアレクサが活躍し、音楽が流れ、利用者さんの笑い声が聞こえる施設です。作業(仕事)も県内の企業からに加え、都内企業からも協力いただくので豊富。最近ではスタッフも「こんなような仕事はどうだろう」と提案してくれて、バラエティに富んだ受注が高単価でできています。その結果、利用者さんの工賃(収入)も全国平均や山梨県平均を上回り、年に二度ボーナスも支給できている状況です。

TTP(徹底的にパクる)と書きましたが、先進的な施設と同じ仕事をパクってやっている、わけではありません。これまでの「障がい者施設は簡単で単価も低い作業」という概念を取り払うことをしているのです。

例えば弊社の「チャレンジド アウトソーシング(障がい者への外部委託)の窓口」。知り合いの企業さんに行って、「いまやっているその仕事、一部を切り分けて弊社の障がい者支援施設に外部委託していただけませんか」と提案し、時には最低賃金(最賃)以上でいただいてきます。企業にとっても人手不足や求人募集、交通費や社会保険、有給休暇などを考えると外部委託の方がメリットが大きいのです。

スタッフも新しい仕事の提案があった際に、先方に「こうこうこういう理由で、この金額でいかがでしょうか」としっかり提示し、両者納得の上で受注してきてくれます。

今後も弊社「チャレンジド アウトソーシングの窓口」を通して特色のある障がい者施設を目指してまいります。

一般社団法人デマンド・アンド・ケア
代表 小林弘幸
八王子市戦没者・戦災殉難者を追悼する会に妻ひろえと参列しました。

八王子の皆さんは、慰霊塔にある碑文をご存知でしょうか。

西南の役から大東亜戦争に
至る殉国の英霊および戦災
殉難の霊をここにまつる

昭和四十年十月
八王子市長 植竹圓次

実は、私は八王子市議会議員時代に議場でこの碑文を紹介し、東京都から来たばかりの大学の先輩でもある岡部新副市長に、平和の尊さ、戦争の悲惨さ、先人たちへの追悼の意を問うたことがあります。

副市長はその質問の前日、夕方遅くに慰霊塔を参拝されたということを知り、感謝を申し上げました。

ここで改めて、二度と戦争を起こしてはいけないという永遠の誓いをしたいと思います。




ここ数年、ずっと種を蒔いてきたこのチャレンジドアウトソーシング。障がい者に限らず、企業や福祉施設にもメリットがあると経営者さんたちに話してきて、実際にBE-JOYは八王子や日野市の企業さんから良い仕事(作業)を受注できている。決算期には利用者(メンバー)さんにボーナスも出させていただいた。

そして約1月半まえ窓口事業をスタートし、着実に依頼・相談が増えていて、そのいくつかを既に共創(連携)する企業にアウトソーシングさせていただいた。そして、弊社の自主事業としてもできないかと、そのスキーム作りに取り掛かっている。そしたら利用者さんのスキルも工賃もさらに上がり、自立に繋がるはず。

先日は山梨県の産福(産業と福祉)連携のコーデネーターが2人いらして、何かアドバイスをくれるのかと期待していたら、弊社の取り組みについて一生懸命メモを取って帰られた。

もし下記にあるようなことが1つでも、ぜひお声がけください。企業共創、官民共創しましょう。

弊社は、障害福祉事業のローンチから1年4ヶ月、就労継続支援事業所の開設から8ヶ月、常に精神に障害を持つ利用者への新たな支援としてメタバースが活用できないかを模索してきました。今回のVma plus社と連携したメタバース支援は、全国に先駆けての取組みだと認識しています。 このプロジェクトは、Vma plus株式会社様や、当法人のひきこもり支援担当者、さらには計画相談員によるチームでゼロからつくりあげました。

また、コロナ禍でオンライン(在宅)での障がい者就労支援も可能とした厚生労働省の方針転換も後押しとなりました。今回のメタバースを活用した障がい者支援により、多くの障害を持つ方にとって新たに「居場所」と「出番」を見つけ、企業への就職や自立へのきっかけとなることが期待されます。

「一人ではない」という安心感と、企業や仲間、支援者などさまざまな「人」と関わることで、「社会」へと繋げていくとともに各市区町村とも連携を取りながら丁寧に進めていきます。

弊社はこの事業に多くの企業や団体、支援者など、さまざまな「人」が関わることで、障害への理解を広め、すべての人が生活しやすい共生社会になることを目指しています。

代表理事 小林弘幸


https://metapicks.jp/2022/08/vma-dome-demand-and-care/

今月8日、イギリスのエリザベス女王が亡くなった。連日テレビでは英国内の女王が好きだった建物や風景、ゆかりの地などが映し出されている。

懐かしい。かつて20歳代にバックパック背負って、私もそのいくつかを訪れてこんなところで学びたいと、大学院留学先を米国でなく英国に決めた。

ロンドン大、ヨーク大、リーズ大などに合格し、そのうち3つ受かったロンドン大のどこに行くかいろいろ検討していた。が、直後の衆議院選で父がまさかの落選。捲土重来を期すという決断に、私も勝手に全部の大学院に断りの連絡を入れてしまった。悩んだが。

今思うと、もったいなかったという気もするが、しかし、もしイギリスに行ってたら今(というか唯一)の妻ひろえとおそらく会えてなかっただろうから、う〜ん、悩む。

行かなくてよかったかな。いずれ仕事を引退したら、ゆっくり妻とイギリス各地を回ってみたいと思う。


昨日は、今年1月3日に亡くなった伯母の初盆。妹と妻ひろえと台風が来る前の朝一番でお墓参りに行き、その後自宅で迎え火をし、3人でたくさんの思い出話をして笑った。

子どもがいなかった伯母夫婦は、小さなときから私と妹を本当の子どものように可愛がってくれた。弁護士との遺言により、葬儀その他一切、私たち兄妹がご恩返しでさせていただいた。

伯母の葬儀後、後日部屋の片付けをしていると、多門父の現職時代の写真や私が八王子市議会で1位当選した新聞記事などが出てきた。伯母夫婦の自宅前で撮った私たち兄妹の写真は懐かしく、また後継の妻ひろえのもあり、記事と一緒に「ひろゆきの奥さんのひろえさんが2位当選。おめでとう」のメモにはしばらく涙が止まらなかった。

昨日の午後からは、母方のご先祖さまの墓参りと、本家を訪ねた。お仏様にあげていただくのは、いろいろ悩んだ挙句やっぱり私のおススメを選んだ。大好きな山梨県産シャインマスカットと巨峰のセットだ。

そして夕方からは仕事。亡くなる前の伯母の「ひろゆき、おまえは必ず政治の場に戻るんだよ。立派な多門さんのようになるんだよ。おまえならなれるんだから」の言葉はいつも心にある。その前に、来年はひろえの4期目の市議選だ。

祭りや地域のイベントで、お神輿に参加していて思うことがあります。これこそ、組織を作る上で必要な考え方でなかろうか。

仲間に入れて、皆んなで盛り上げる。

お神輿は、肩を入れて担ぐ人だけでなく、その先導者やその手前で声を出し笛を吹く人、後ろから押す人、担ぎたくてもなかなか入れない人を見つけて中に入れてくれる人、横で盛り上げ何かあったら手を差し入れてくれる人、馬を持って歩く人、足腰が痛く担げないけど半纏を着て一緒に歩いてくれる人、沿道や周りの観客、行く先々の御旅所の方々など、皆さんがそれぞれ役割を果たし、楽しんでいる。例え、そこに「なんだろう?」とあまり興味がない人がいたとしても、決してその人は邪魔したりヤジを言ったりすることはなく、むしろ手を叩き、その場が皆な、一体になる。

政治や会社の組織に、排除の論でなく御神輿の考え方を持つべきだと常々考えている。そういう人がトップに立てば、組織は生きる。逆の人がなったら組織は必ず衰退、縮小していく。負ける。あの人は応援に熱心でないから、あの人はめんどくさいから、あの人は一生懸命でないから、要らないね、辞めさせちゃおう、ではなくて。その人たちも含め誰もが何らかしらの役割を持ち、徐々に雰囲気を上げていき、いつの間にか皆んなが一体になる、そんな人が求められているんだろうと思う。

そんなことを書きながら、朝のストレッチをしています。