こんにちは。
なんだかツアーが始まってもう1週間経つのにまだ2本目を終えたばかりで気持ちがそわそわするので何か書いてみる。
あ、それはそうと仙台RENSAに来てくれた皆さん、お疲れ様でした!
4年振りの仙台。
仙台に個人的には割とよく来ていたと言えば来ていましたが、自分のバンドで来るとやはり違いますよね。
久々だったのにお客さんあんなに来てくれて、嬉しかった。
そう言えば昨日は久々にインスタライブもやりましたね!
またツアーのどこかでやるかもなので今回参加できなかった人も少しでも楽しんでもらえたらです。
そうそう。
ツイッター(Xか)とかでは触れましたが新作『EROSIO』の全曲視聴が開始されました。
まだ聴いてない方は是非。
こうやってディテール部分だけ聴いても、今まで史上最もメロディアスな作品だなって思う仕上がり。
これを作るときは10周年て意識したわけじゃないけど、結果それに相応しいものになったような気がしてます。
前回のブログでも書いたけど、10周年を迎えつつもバンドとしてはこの作品と出来上がった楽曲たちのおかげでまたバンドを結成した時のような新鮮さを持ってツアーに臨めています。
振り返ると、sukekiyoがちゃんと自分の中で「バンド」になったのはいつだったろうか。
個人的に思うのはやはり『ADORATIO』の時。
メンバー全員、互いのいいところも悪いところも全て認め合った上で、それでも音楽で繋がれた、繋げてくれた、僕にとってかけがえのない作品。
もちろんそれ以前のsukekiyoがダメだったわけじゃありませんが、メンバー各々のポテンシャルのみで作り上げた作品が多くて、互いにぶつかり合って生まれたものが今より少ない気がする。
(それでも当時しか生み出せなかったものも確実にありますけどね)
『ADORATIO』にあるのは、少しいびつでもそこにあるバンドの魂。
衝突。
再構築。
実験。
あの作品を通じて、このバンドのメンバーとも真の意味で分かり合えたし、もう遠慮することもなくなった。
しなくてよくなった。
ギリギリのところで繋がれて、より太くなったバンドの形でした。
あとはこの作品を作り終わった時、ちょうど僕が以前やっていたバンドの再結成みたいな話が持ち上がって、でもいざ当時のメンバーと会ってみたら正直あまりうまくいかなくて。
その時、よりsukekiyoの存在が自分の中でかけがえないのないものなんだって気付かされたりもして。
なんか今だから言えるけど、それなりのキャパの会場で2デイズとか抑えて限定復活とかやろうか、みたいな話もあるにはあったのですが、なんか気付いたら結局そんな空気でもなくなっててイベント出演1本で終わってたな。
当時。
なんか、そのぐらいsukekiyoが楽しくて、大切に思えたんですよね。
そこから2年後に作った『INFINITUM』もよりバンドを強く押し上げてくれたし、あとは純粋にライブに来てくれるお客さんの数も目に見えて増えていって、それがすごく嬉しかった。
そして『EROSIO』は、
『ADORATIO』とも『INFINITUM』とも違う、またバンドとしてひとつ確立した何かがあったからこそ生まれた作品って感じです。
よりメンバーそれぞれの個性が明確になって、研ぎ澄まされた感じ。
それってメンバーのことわかってないとできないことですよね。
個人的には次回作、今度はその部分を破壊して新たなものを生み出したいかな(笑)。
だから僕らの10年の集大成といえば集大成みたいな作品です。
きっと聴いてもらうたび、より大切な作品になってもらえるような、そんな気がしてます。
発送までもう少し、待っていて下さいね。
あ、秘密ですけど「畏畏」は
「カシコミカシコミ」です。
音源届いたら、是非皆んなで祈って下さい☆
YUCHI