世界を変えられるのは、自分だけ | Private Vision †

Private Vision †

小さなことでもいい。
自分の夢→
プライベート・ビジョンを
発信し続けるだけでも
世界は変わる…かも(笑)
キーワードは「自由」「平和」「進歩」

自己啓発の源流「アドラー」の教え

俺は、人づきあいが苦手なため
昔から 心理学 に興味があった。
有名な、フロイトとユングは
何冊か本を読んだけど
アドラーは知らなかった。
というか忘れていた(笑)

アドラーは哲学者ではなく
フロイトと同じ時代を生きた
心理学者だった。
なぜか、日本では知られていない。

俺は、宗教はもちろん
難解な哲学も苦手。
でも、心理学ならまだ
信じられるかなと思ってた。
でも、フロイトの思想は
宗教臭く、神話的だった。
ユングはまだましだが
フロイトの影響を多分に
受けている印象だった。

それに対してアドラーは
フロイトに対する
アンチテーゼ(正反対)
のような論理を展開していた。

ヤンが、ラインハルトに対して
専制君主政治に対する
民主共和政治という
アンチテーゼを提示したように(笑)

アドラーの思想は斬新過ぎて
まだ時代が追いついていないという。
フロイトが神話的なのに対して
アドラーは哲学に近い。

「人間の悩みは、全て対人関係である」
と、アドラーは言いきっている。

そして、最後には
他者に貢献していると
  感じることができれば、幸せになれる
と締めくくる。

この結論に至るまでの論理展開が
誤解を受けやすく、分かりにくいのだが
本書は、哲人と若者との対話形式で
分かりやすく書かれているので
ベストセラーになったのだろう。


冒頭の
「世界を変えられるのは、自分だけ」
というのは、俺の感想。

どういうことかというと
本書に書かれている

「一般的な人生の意味はない」

「人生の意味は、あなたが
 自分自身に与えるものだ」

という言葉から。

要するに、世の中の出来事を
どう捉えるかによって
見える世界そのものが
変わってしまうということ。

しかし、そのためにはまず
誰のためでもなく
自分のための人生を生きること。

他人に嫌われてもいいから
自由に生きること。

師弟関係や上下関係など
縦のつながりではなく
対等な友として
横のつながりを広げていくこと。

必要なのは「能力」ではなく
今の楽な世界から
未知の世界へ飛び出す
「勇気」が必要だと。

そんなことを、俺に教えてくれた
本でした。