2016年が終わりを告げようとしている。
今年も大きな震災に見舞われ、
多くの人が傷つき、失い、自分達の力を試され、失意から立ち上がり、
又、そうする事さえ出来ずに、
まだまだ悲しみの中で毎日を必死に生きる事に精を出しておられる多くの人。
小さな島国に住む私達は過酷だ。
そんな運命を背負う我々は永い歴史の中で、逞しく、
又、時には狡猾に生きざるを得ない。
日本人独自の体質が有ってしかるべきなのだろう。
それらの事を踏まえながらのクリスマスゴスペルコンサート。
毎年、不自然にならぬよう、美しく、愛おしく舞台が運び、
客席に笑顔を絶やさぬよう心がけている。
今年のコンサートがお客様、演奏者、スタッフにとり、
かけがえのない作品になりますよう、
イメージして明るい光が差し込むよう、心軽くスタンバイしましょう。
幸あれ ニッポン
ありがとう去り行く今年
亀渕 友香