キスから始まる浮気しやがれ 6-1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。





Side O




「んじゃ、おしおきを始めます」


俺ん家のリビングのソファの端と端に向かい合って正座で座り、俺はニノに堂々と宣言した。翔くんにもらった俺の甚平を着たニノが、途端に呆れた顔になる。


「何…すんの」


「さっきも言ったけど、今夜は俺のゆーコトを何でもきくこと。いい?」


俺が真剣な顔で聞くと、ニノは神妙な顔になってうなずく。


「じゃあ、手始めに、今夜はずっと名前で呼ぶこと。いい?」


「いーよ、さとぴ」


「サ ト シ‼︎」


すでに、負けそうになってるな、俺…


ニノがふふっと笑った。


「じゃあ、サトシね。サトシ、次は何する?」


「えっと…たまにはニノからちゅうして」


ずっと言いたかったことを言ってみる。


「えと…俺、から…?」


「うん、ニノから。あと、俺がいいって言うまでやめちゃダメ」


戸惑った表情のニノに満面の笑みで答えると、ニノの頬が赤く染まっていく。


「今?」


眉を寄せて首を傾げるから、どきどきしてしまって、それを隠すように低い声になった。


「うん、今」


ニノは真面目な顔になって、腰を浮かせてソファの上でひざ立ちになった。そのままひざでソファを歩いて、俺に近づく。

俺の肩に両手をおき、ニノが顔を近づけた。顔を少し傾けて、そっと俺の唇に自分の唇を合わせる。戸惑いながら、俺の 唇を自分の 舌で こじ 開けた。伏せられた目元が目に飛び込んできて、胸が騒ぐ。


「っふ」


温かいニノの 舌 が 俺の 口 内で、俺の 舌を探すようにうごめく。俺の 舌を 見つけて、ちゅっと吸い 付き、舌 を 絡めて きた。

肩におかれたニノの手に力が込められる。その手首を両手でそれぞれつかみ、俺の手をすべらせてニノの手と手のひらを合わせた。指を絡ませると、すぐにその小さな可愛い手できゅっと握ってくる。


すげー可愛いから…


もっと、見たくなんだよな…


ニノの、いろんなとこ…


俺はつないだ手を両方ともゆっくりニノの背中に回して、両手首を片手でまとめてつかみ、隠し持っていた古いネクタイをするりとかけた。