キスから始まる浮気しやがれ 10 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。






Side O





荒い呼吸のまま、しばらく動かないニノの頭を寝たまま手を伸ばしてそっと撫でた。ニノが身じろぎして、こっちへ顔を向ける。

「うっかり他の奴とキスしたら、どんなことされるか、わかった?」

優しく問いかけると、ニノはじっと俺の顔を見て、一言つぶやいた。



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「ごめん…」








珍しく、真面目な声で言うからどきりとした。



「今日言ってたやつ…ほんとに大野さんが相葉さんとキスしたらって考えたら…」








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「…マジで…イヤだったから…」







そう言って、目を伏せる。俺は嬉しくなってその手をとってそっと握ると、ぎゅっと握り返してきた。


「あと、おしおき、体に悪いよ…あんなの」


「ふふ…俺はいろんなニノが見られて満足」


そう言うと、ニノの顔が真っ赤に染まっていく。


「おしおきとか言って、結局楽しんでたでしょ」


「ふふ…また、シよ」


ニノの手首を束ねて視線を合わせると、彼は困った顔になった。


「大野さん、ヘンタイ」


「ヘンタイ言うな」


口を尖らせる彼を抱き寄せて、頭を撫でる。ニノは眠いのか、体温があがってきた。


「あとは翔くんへおしおきするだけだな…」


「俺と同じおしおきはしないでね」


ニノの言葉に思わず吹き出した。


「そんなことしたら、俺がニノにおしおきされるんでしょ」


「おしおきですむかな…それ」


俺はふふっと笑ってニノを抱く腕に力を込めた。


「そんなこと…しない。あんなの…したいのは、ニノだけ…」


「ん…そ、ですか」


耳元をピンクに染めたニノが俺の腕の中に深く潜り込んだ。

しばらく抱きしめていたら、ニノは寝息を立て始めて…

寝顔を見ながら、さっきの俺をねだるニノを思い出す。


…よく考えると、ある意味、翔くん、グッジョブ…だったのか…



いや、やっぱりちょっと…イヤ…


てか、すごくイヤ…


でもそれくらいのことがないと、あんな素直になってくんないだろーな…


うーん…


とりとめもなく考えているうちに俺もいつの間にか眠っていた。