大宮ヶ丘に陽は落ちて 1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

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嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。



こんばんは、雪乃です。


今日は新しい妄想1発目ですが、また意味わからんタイトルですいません。

大宮ヶ丘ってなんなんだ、自分…。

「大宮、一緒に休むってよ」に引き続き(?)、タイトルぷちパクリです(^◇^;)


設定なんかも無理矢理感満載ですが、妄想につき、大目に見てください…。




んでは、新しい妄想1発目です♪( ´▽`)


※大宮はデキてる設定です(^o^)/





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Side N






「へぇ、のどかだな…」


「周りなんもないね…」


俺たち5人は事務所が用意したバスでとある山ん中にぽつんと建つ建物にやってきていた。

とある企業が保有してた保養所だったらしいんだけど、手放したところをうちの事務所が、タレントの合宿用に入手したようだ。ちょっと古いけど、小高い丘に建っているから見晴らしもいいし、体育館もあるから振りの練習なんかもできて、ちょうどよいということらしい。

今日は事務所のスタッフや他のグループのメンバーもやってきて、この施設のお披露目と事務所全体の慰労会を兼ねて、夜は宴会が開かれることになっている。

俺たちはライブに向けて、いったん振りの練習してから宴会に参加して宿泊施設に一泊、翌日また練習して帰るという予定になっていた。


「じゃあ、いったん部屋行ったあと、体育館のホール集合ね」


マネージャーに言われて、各々部屋に向かう。

廊下にホテルタイプのツインの部屋がずっと並んでいて、5人にそれぞれ部屋が割り当てられた。大野さんは角部屋で、俺は大野さんの隣の部屋だった。廊下をまがって他の3人の部屋が続く。


「隣って誰かくるんかな」


大野さんが俺の反対側の部屋を見ながら呟く。


「くんじゃない?今日人多いらしいし」


「まあ、マル以外ならいいけど」


「ふっ…なんで?」


大野さんがぼそっと言うから俺は思わず吹き出した。


「だって…なんかヤじゃん」


「やめなさいよ、そんなこと言うの。多分マルじゃないよ」




「ニノ~~、大ちゃん、久しぶり~~」




控えめなボリュームだったけど、山の中に似つかわしくない浮かれた声のマルが廊下の角から現れて、俺も大野さんもマルの顔を見て口をぱくぱくした。


「どーしたん?口開いてるで。まあ、それもかわいいけど」


「マル…ここにいるってことは…部屋は?」


「大ちゃん、そんなに俺の部屋気になる?ここやで」


俺の隣の部屋を指差す。


「ニノの隣……マル…俺の部屋と交換しよ」


「大野さん、それ意味ないから」


俺が呆れた声を出した時、身支度を整えた翔ちゃんが、部屋から出てきた。


「どしたの?もう行くよ」


「ん…わかった」


なんか言いたそうな大野さんだったけど、素直に自分に割り当てられた部屋に入った。俺も部屋に入ろうとしたら、マルに声をかけられた。


「あ、せや、ニノ」


「ん?」


「えっと…」


マルは、自分から声をかけたくせに言い淀む。


「なに?」


俺が訝しげな顔になったのを見て、マルは慌てて口を開いた。


「…後で、部屋、遊びに行ってもかまへん?」


「ダメよ~、ダメダメ~」


マルの言葉を聴いていたらしい大野さんが、自分の部屋から出てくると同時にどっかで聴いたフレーズで呟くから、俺は吹き出した。


なんか…


いろいろありそうな、予感…