君の青空、僕の太陽 1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


こんばんは、雪乃です。


やっと書き終わりました~、新しい大宮妄想♪( ´▽`)


なので、またちょこちょこリライトしつつ、アップしていきたいと思います。ちょっと長くなってしまったのですが、お付き合いいただけると嬉しいです( ´ ▽ ` )


で、突然なのですが、今回の妄想にはオリキャラ(=オリジナルキャラクターの略(;^_^A)が出てきます。

昔アップした小編「瓢箪から駒、甚平から愛」に出した「リリティ」というキャラです。嵐さんの番組の、前説やってる、という設定です。


うう…ここまでの説明で、
すでに背中やらなんやらがとてもむずがゆい…(/ω\)
すんごく恥ずかしいですが、続けます。
すいませんです…(;´▽`A``


今回の妄想、甚平編の飲み会のあたりを踏まえて書いております。今日の智くんの回想で説明をしてもらってるので、たぶんわざわざ読まなくても大丈夫だとおもいますが…一応、お知らせです。


で、たまにこのリリティsideで書いたりしちゃっております。なのでいきなり「Side L」となってても、「は?」と思った後、「ああ、なんか、芸人のヒト…だっけ」って思っていただけると幸いです。





んでは、
最初は智くんsideから♪( ´▽`)



あ、大宮はデキてる設定です(≧∇≦)




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Side O






楽屋でテーブルに置きっぱなしになっていたニノのスマホが鳴り出して、待ち受け画面が明るくなって見知らぬ男の顔が現れたとき、俺は心臓が口から出るかと思うくらいびっくりした。


な、誰、こいつ…


ニノはなにを待ち受けにしてんの…


「ニノ、電話だよ」


俺の向かいに座っていた相葉ちゃんがニノに声をかけた。ニノが気付いて電話に出る。

話し終わったのを見計らって、口を開いた。


「なあ、今の待ち受け、何?」


「ああ、これ?」


ニノはやましいところもなさそうに、待ち受け画面を明るくして俺に見せた。サングラスをかけて、にかって笑った男の顔が映っている。


「なに?こいつ。なんでこんなん待ち受けにしてんの?」


俺が不満そうに言ったら、ニノは目を丸くした。


「あれ?大野さん知らない?この人。前説やってくれてる人じゃん。前一回会ってるでしょ」


前説…?


「リリティさんだっけ?」


相葉ちゃんが、呟いた名前を聞いて、いつぞやの飲み会の記憶がおぼろげに蘇ってきた。


たしか…あんまりいい奴じゃなかった気が…


「なんとなく思い出したけど…なんでこいつを待ち受けにしてんの?」


ニノはニヤッと笑って俺の隣に座った。

相葉ちゃんが不穏な空気を察したのか、雑誌を読み始めた。


「顔が面白いから。ほら、真っ暗なとこでサングラスかけてんだよ?」


ニノは心底面白そうにふふっと笑った。


「は?」


「ふふ、半分ウソ。面白いだけじゃないよ。この前さ、ヒデさん達と飲み行ったらさ、リリティもいてさ」


「うん」


「そこで、俺がなんか罰ゲームくらうことになっちゃって」


どんな飲み会なんだ…それ。


「リリティからの罰ゲームが、『俺の写真を一週間待ち受けにして下さい』ってことだったの」


「はあ?それをちゃんとやってんの?」


「そりゃそうですよ。罰ゲームだもん」


にこにこ笑うニノだったけど、俺の釈然としない気持ちは消えない。


だって…


リリティって…


俺の脳裏に甦るのは、


ニノと手をあわせて、その指を絡めてぎゅっと握ったり、


酒をどんどんすすめたり、


ジョッキを持つニノの手に自分の手を重ねたり、


寝てるニノに肩貸したり、


あまつさえ年下のくせにニノのこと可愛いなどとぬかしたり、


などなど、飲み会でいろんな「悪行」をしでかして笑うアイツの記憶ばかりだからだ。


「そんなに、俺が他の奴を待ち受けにしてるのがヤなの?」


「そりゃヤだよ」


「桐山くんのときは何も言わなかったじゃん」


ニノが思い出したのか、くすっと笑いながら言った。


「そう…だけど…とにかく、そいつはイヤ」


「珍しいな…大野さんがそんなこと言うの」


ニノは改めて待ち受けのそいつをまじまじと見た。


「わりと面白い奴だったよ?」


むすっとしたままの俺の顔を覗き込む。


「俺の写真待ち受けにしたらいいじゃん」


口を尖らせたまま、低く呟いたら相葉ちゃんがぶっと吹き出した。


雑誌に没頭してるフリして、聞いてたんじゃん…


「ね、リーダーさ、それはなんかガチなやつになっちゃうからやめた方がいーよ」


相葉ちゃんが笑いながら俺に言う。


そうかもしんないけどさ…


俺がなおも不満を口にしようとしたとき、楽屋のドアがノックされた。遠慮がちにドアが開いて、背の高い男が顔を出した。

「嵐さん、リリティです。今日もよろしくお願いします‼︎」



こいつか…



さすがにサングラスはかけていないから、顔を見てもぴんとこない。


「おいーす、お疲れ!」


ニノが気安く声をかけると、そいつの顔から緊張がとけて表情が緩む。


「二宮さん、先日はありがとうございました。罰ゲーム、ちゃんとやってくれてますか?」


「あったりまえじゃん、ほら」


ニノはスマホ画面をリリティに見せてにこっと笑った。


「おお、ありがとうございます!運気あがったんじゃないですか?」


「まだわかんないよ」


飲み会での話題のことを思い出したのか、ニノがはじけたように笑う。


うーん、話がわかんね…


「そういえば、二宮さん。再来週の今日また同じメンツで飲むんですけどよかったら来ませんか?」


「うん、仕事終わったら行くよ」


「マジっすか!やった、じゃあ幹事に言っておきますね。では、失礼します」


リリティは俺と相葉ちゃんにも目礼して楽屋を去っていた。


「ほら、いい奴でしょ?」


「…知らない」


ふんってそっぽを向いたら、ニノは「大人げないんだから」ってぶつぶつ呟いた。