大宮ジェラシックパーク 1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

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嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。



おはようございます。雪乃です。


「進撃の~」の回のVSを題材にした妄想です。


「この回、何があったかしら~」という方は、マエガキご参照ください♪( ´▽`)




…タイトルはツッコミ禁止です(^_^;)





では、相葉ちゃんsideから( ´ ▽ ` )ノ












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Side A







収録が終わって、楽屋に戻る廊下で、ニノが後ろから近づいてきた。


「お疲れ~」


「おう、ニノお疲れ…」


ニノが、にこっと笑いながら俺の肩に手を回した。その動きがやけにゆっくりとしている。


まるで、誰かに見せつけるみたいに…


俺はちらっと後ろを見た。


うーん…これは…


後ろに続いてるリーダーの視線を感じて慌ててその腕を外す。


「ニノ、お前さ」


「何よ?」


にこにこと笑みをくずさないニノに小声で言ってやる。


「リーダーに怒ってるんでしょ?」


「おっ…こってねーよ!」


案の定、ニノは焦った様子で小声で言い返してきた。


意外とわかりやすいんだよな~こいつ…


「もう、アレでしょ?松潤とキスしようとしたやつでしょ?」


「だ…から怒ってねーって」


なおも言いつのるニノのほっぺたを親指と人指し指で挟んでやる。


「こや、あいばひゃんっ…なにすゆっ」


「素直になんなって…ね、リーダー?」


俺は後ろを歩いてるリーダーを振り返った。いきなり話しかけられて、リーダーは目を丸くした。


「あいばひゃんっ!」


ニノが焦った声で叫んで、頰を掴んでる俺の手を外そうとする。


「こいつさ、なんか知んねーけどご機嫌ナナメだからさ、リーダー今日一緒に帰ってやってよ」


「え」


「てぃがうもん…んなこといりゃやいっ」


戸惑っているのか、黙ったままのリーダー。廊下で立ち止まったままじっと顔を見ていたら、ふっと目を逸らされた。


「あー…もしかして…リーダーも…なんか…怒ってんのね?」


俺が口を開くと、リーダーはぱっとこっちを見てばつの悪そうな顔になった。


全く、めんどくさい奴らだなあ…


さしずめあのゲストくんがニノん家お泊まりした件でしょ…


俺はニノの頰を掴んでた手を外して、ニノの手首を掴む。空いたもう片方の手でリーダーの手首を掴んだ。


「ほら、大宮は早く楽屋帰って着替えて、一緒に帰って」


俺はふたりを引っ張って早足で歩き出した。


「ちょっ、相葉さん?」


「相葉ちゃんっ」


ふたりが慌てた声を出したけど構わず楽屋の前まで戻って、部屋に入らせる。


「ホラホラ、早く着替えて?俺も一緒にニノん家まで行ったげるから、帰るよ」


「なっ、なんで勝手に決めんだよっ」


ニノが声をあげるけど俺は動じない。ニノに近づいて、鼻先に指を突きつける。


「今日は一緒に帰って、仲直りすること。いい?」


目を見開いたニノは、俺の勢いに押されたのかこくんと頷いた。小さな声で「仲直りって…ケンカなんかしてないけど…」と呟くのを無視して、リーダーにも向き直る。


「リーダーも、ホラ、こいつこうだから…わかってると思うけど、ちゃんと話せばわかるから、今夜はふたり一緒に帰んなよ」


リーダーは、苦笑しながら頷いた。


「あんがと、相葉ちゃん」


ふわっと微笑むリーダーに、「やっぱこういうとこはリーダーのが大人だな…」と思いながらニノの方を振り返ると、もう着替え終わったニノが唇を尖らせて立っていた。


「おせっかいばさん、着替えたよ」


「おせっかいばってなんだよ!もう…ったく、俺の前だと全然かわいくないんだから」


ま、他ではソツなく過ごしてるニノが、俺にはワガママ言ってくれたり、軽口たたいてくれたりすんのが、心地よかったりすんだけどね…


俺も素早く身支度を整えて、両手をふたりの肩に回し、「さ、ニノん家行くよ?」って明るく言った。