BL色強めの妄想です
苦手な方はお気をつけくださいませ
これはもしかしたら後でアメ限にするかもです…
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Side N
顔を上げない俺を心配したのか、大野さんは指の動きを止めた。
「大野さん…あの…」
俺は顔を上げて、目を合わせたけど、口ごもる。
だって…何て言えばいいのよ、こんなとき…
「一回抜 こうか?」
「えっ…あっ…いや、抜 かないで…あっ…ちがっ、抜 いて…」
引き抜こうとされた指がナ カに強く刺 激 を与えて、俺は焦った。
「ニノ…どっち(笑)」
「っかんないっ…っあ…ぅあ」
大野さんが指をゆっくりと引き抜くと、今まで感じたことのない感覚が広がった。
「大丈夫?」
心配そうな大野さんと目を合わせる。
「あの…もう…指じゃなくて…いいよ…」
「え?」
「指じゃなくて…その…」
俺が口ごもると大野さんはふふっと優しく笑った。
「おいらの、い れてもいいの?」
視線をちらりと合わせて、こくんと頷く。大野さんは真面目な顔になって、俺の頭を抱き寄せると、目を閉じて、ちゅ…ってキスをした。唇をかすかにふれあわせながら、大野さんは囁いた。
「初めて…だと、後ろからがやりやすいらしいんだけど…」
「…後ろから…ですか…」
急に不安な顔になった俺の髪を大野さんはゆっくり撫でる。
「顔…見たいよ…」
俺が小さな声で呟くと、大野さんは短く「俺も…」って呟いて、俺の体を抱 き寄せた。