ま・た・あ・ま・い・の・1 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


前の「あ・ま・い・の」とはつながっていませんが、同じテイストなので同じテーマにしてみましたо(ж>▽<)y ☆

※同じテイスト…ストーリーのへったくれもないただのアレ♡です

あく菌ありそうなので、心折れたらごめんなさい(^_^;)















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Side N








「にの~!これ、一緒に食べよ?」


夜更け過ぎに俺の家にやって来た大野さんは、にこにこしながら、リビングのローテーブルにそれをぽんと置いた。


生クリームのぎっしり詰まったロールケーキが数切れ、おしゃれな箱に入っていた。


「夜中に珍しいね」


「なんか…食べたくなっちゃったから」


ソファに座っていた俺が、スプーンを取りにキッチンへ行こうとすると、通せんぼされて、リビングへ押し戻された。


「スプーン…」


「スプーンいらね…そのまま食べよ、そのまま」


満面の笑みに、何かよからぬことを考えているな、と思ったけれど、俺は素直にリビングのソファに戻った。大野さんは隣に座って、一切れとって俺に渡してきた。


「思いっきり食べてみて」


俺と、ロールケーキを交互に見て、にこにこしながら大野さんが言った。


「なんか…よからぬこと考えてるでしょ?」


「んふふ…いいから」


俺は手にしたロールケーキにぱくっと食いついた。ふんわりとしたスポンジと甘い生クリームが、口の中に広がる。


「ニノ、そのまま」


二口目を食べようとした俺の手首を大野さんはがしっと掴んで、俺の顔を覗き込んだ。


「んふふ…白いの、ついちゃったね、やっぱ」


「え」


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窓に写してみると、唇の端に確かに生クリームが残っている。


「しやがれの収録のときの顔…超可愛かったから…もっかい見たくて」


大野さんはくふふっと笑って、俺の手に持ったロールケーキを取ると、箱に戻した。


「な…おいら、それキレイにしたげる」


大野さんは、笑みを浮かべたまま、俺に顔を寄せると、俺の唇の端をペロリとなめ  た。


「んっ…ふふっ…何してんの」


「もっかい食べような」


大野さんはにこにこして食べかけのロールケーキをまた手にとって、俺の唇に近づける。



もう…しょうがない人だな…



俺は苦笑を漏らしつつも、ぱくりとまたロールケーキを頬張った。


「んふふ…ニノ、口ちっせぇから、こっちも…」


大野さんはさっきとは反対側についた生クリームを嬉しそうに見ると、また唇を寄せてきた。


ちゅっ…と大きく音を立てて、生クリームを舐めとった大野さんは「あめぇ」と満足そうに呟いた。



ふふっ…かわいい。



俺はなんだか楽しくなってきてしまって、指をロールケーキに伸ばして生クリームをすくい取った。


「ここは…もっと甘いよ…」


口をかすかに開けて、舌をちらりと見せながらその先端にクリームを乗せる。すぐにゆるく溶け出すクリームの白が、唇を伝っていくのがわかった。


「お前…バカだろ?」


大野さんは言葉とは裏腹に、ふふっと笑いながら俺の顎を指ですくい上げる。


「あなたに…言われたくないよ…っんん…」


甘い甘い生クリームは、すぐに絡め取られてなくなって、代わりに大野さんの甘い舌が俺をくすぐり始めた。